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- 2021年2月26日
- 1 分
今週のお野菜セット
ふきのとう、葉大根、ねぎ、ポロネギ、コールラビ、キャベツ、赤じゃがいも 黒キャベツ、小松菜、里芋、人参、ごぼう、菜花、芽キャベツ の中から7~10品程度。


- 2021年2月26日
- 6 分
踏み込み温床と夏野菜の育苗から考える持続可能性。
2021年、今年も落ち葉を踏み込み、夏野菜育苗用の温床を仕込みました。 ※踏み込み温床とは?? (寒い時期から夏野菜の苗作りができるよう、有機物を積み上げ、そこから生まれる発酵熱を利用して、夏野菜の生育に適した環境(20~30度程度)を作ってあげる、という昔ながらの農業技術。) この有機物温床には、色々な作り方や人それぞれのこだわりがあるので、積み上げる材料も人によって違いますが、うちは基本的に「落ち葉と米糠を積み上げる」というシンプルなスタイルをとっています。 「温度を高くあげる為に」と言って、鶏糞、牛糞、などの材料を混ぜたり、「水分調整の必要が少なくてすむから」と言って、おからを混ぜたりする方もいますが、僕はなるべく少ない材料で完結したいということと、うちの地域(温暖地)と作付けスケジュールであれば、落ち葉と米糠だけの発熱力でも何ら問題がありませんのでそうしています。 「落ち葉を積んで、米糠をふって、水をかけ、踏み込み、その上にまた落ち葉を積んで米糠をふって水をかけて踏む…」という作業を、5~7回繰り返し、うちの場合は大体50㎝くらいの高さま


- 2021年2月22日
- 4 分
ネギの土寄せの歴史
春らしい陽気が続き、春採りネギの葉も活発に動き出しはじめています。 冬越しネギの多くの品種は、3月に入ると花を咲かせる準備に入りますが、春採り用の品種は花の咲くスイッチが入るのが遅いので、5月くらいまで収穫を楽しむことができます。 「花が咲いてしまうと収穫できないの??」 という方もいらっしゃると思いますので簡単に説明すると、花を咲かせてしまうと、タネを残そうとすることにエネルギーを使いだし始めるので、可食部である葉がどんどん硬くなってしまい、食用には適さなくなってしまいます。 ちなみにネギは白い部分も葉になります。 ※白い部分は茎と認識している人も多いですが、茎は根っこから数㎝の極短い部分のことをいいます。 さて、今日の記事は、ネギの白い部分を伸ばすために行われる土寄せについての記事です。 ネギの土寄せとは、「ネギの葉の下部を土で覆い、日に当たらないようにすることによって、葉の部分を軟白化させながら伸ばしていく」という栽培技術になります。 先日、ふと「ネギってなんで土寄せして育てるようになったんだろう?」と気になって、その歴史を調べてみた所、「


- 2021年2月19日
- 7 分
不耕起栽培の最大のメリットは生物の増加による栽培環境の安定
早春播きのレタスやキャベツ、順調に発芽が始まっています。 うちは夏野菜の育苗を遅めに設定していますので、今時期に発芽させる葉もの類はビニールトンネル1枚だけで管理しています。 温床や電熱マットを使用しないことから、定植は少し遅め(3月中旬以降)になりますが、寒い時期に無理して急ぎ植えするのはあまり好きではないので、うちの畑サイクル的にはこのくらいがちょうど良いスケジュールです。 僕はせっかちな方で、それが元になって全体のバランスを見失ってしまうことが多いので、「旅路と結果は急がないに限る」ということを多くの場面で結構大切にしています。 さて、今日の記事は、僕の最近の農業感のことを書こうと思います。 この話は、冒頭の内容にも繋がる部分がありますので、まず最初に「なぜ夏野菜の育苗を遅めに設定しているのか?」 と、「なぜ寒い時期に無理して急ぎ植えするのが好きではないのか?」という、冒頭文章についての説明から簡単にしようと思います。 あげ出せば色々と細かい理由はあるのですが、理由はとてもシンプルなもので「定植や育苗はできるだけ簡易なシステムと方法にしたい
- 2021年2月19日
- 1 分
今週のお野菜セット
ふきのとう、ラディッシュ、ねぎ、ポロネギ、コールラビ、キャベツ、赤じゃがいも 黒キャベツ、小松菜、里芋、人参、ごぼう、菜花、芽キャベツ の中から7~10品程度。


- 2021年2月14日
- 5 分
タネ生姜の保存方法(冬越し)
最近、続け様に「生姜の保存ってどうしてる??」という質問を受けましたので、今日は、我が家のタネ生姜の保存方法についての記事を書こうと思います。 生姜は、じゃがいもと同じ塊茎野菜(茎が肥大して塊となったもの)に分類されると言われていますが、「寒さに弱い」とか「乾燥に弱い」など、色々とデリケートな所があるので、同じ塊茎種でも、じゃがいものように容易には保存できません。 生姜をしっかりと保存できれば、お野菜の少なくなる冬~春の間中も出荷することが可能ですし、翌年のタネにも回せたりするので、「生姜の冬越し貯蔵はできれば成功させておきたい」と思う農家さんも多いのではないかと思います。(タネ生姜、買うと高いですしね) 物凄い量を専門で作られている生姜農家さんとかだと、温度や湿度をコントロールできる貯蔵庫のような設備を持っていたりしますが、年間50kgも育てていないような我が家のような小規模農家だと、そんなものを用意してもスペックオーバーですので、自然と手軽な方法で貯蔵を考えていくようになります。 では、具体的にどう手軽にしていくか??ということを考えた時に、
- 2021年2月12日
- 1 分
今週のお野菜セット
ふきのとう、丸大根、ブロッコリー、ねぎ、ポロネギ、コールラビ、キャベツ、赤じゃがいも 黒キャベツ、小松菜、かぶ、さつまいも、里芋、白菜、人参、ごぼう、菜花 の中から7~10品程度。


- 2021年2月10日
- 5 分
ネギの育苗
夏採りのネギを初めて育てています。 今までは管理の都合的に全然できる気がしなかったので育てていませんでしたが、今年はできる気しかしないので育てることにしました。 「できることって、大人になってもどんどん増えていくものなんだな」、ということを実感できるって、それがほんの小さなことだったとしてもたまらなく嬉しいものです。 今まで夏採りのネギを育ててこなかった理由は、春の葉物の播種や果菜類の育苗、定植など、少量多品目の周年栽培農家の春は何かと仕事が多いので、ネギの細かい管理(生育初期の除草など)に時間を作れる気がしなくて全然気が乗らなかったというのが一番の理由です。 では、なぜ今年は「できる気しかしない」というような状態になったのか?? というと、その一番の理由は、昨年の4月播き冬採りのネギ栽培に大して時間がかからなかったからです。 (春播きのネギは、だいたい生育初期から定植まで(4~7月くらい)の間の管理に特に時間がかかるので、そこと夏ネギの管理仕事が被ってしまいます。ですので、春ネギの管理に時間がかからなくなることで、夏ネギの管理に時間が割ける)


- 2021年2月6日
- 4 分
不耕起&浅耕起型農業のポリマルチとの付き合い方と考え方
春の準備、着々と進んでいます。 うちは使う物をなるべく減らして農業がしたいと思っているので、ビニールマルチはあまり使いたくないのですが、2~3年くらい前から、冬期作付けのものに関しては積極的に使うようになっています。 なぜならば、この時期に土の生物エネルギーを上手に借りる為には、地温の確保が必須条件だと考えるようになったからです。 やりたいこと、やった方がより良いこと、やらなければならないこと、のパワーバランスって、状況や目的の変化に連動して一緒に変化していくので面白いなと思います。 個人的には、即効性化成肥料や有機物を人為的に投入しない農業スタイルであればあるほど、冬のマルチの必要性は自然と高まっていくものなのだろうと思っています。 さて、今日のBlogは、「当園のポリマルチの使い方とその考え方」について簡単に書こうと思いますが、まず最初に、上記の、「やりたいこと、やった方がより良いこと、やらなければならないこと、のパワーバランス」についての説明からしようと思います。 ここでいう やりたいこと というのは、僕の理想でもある「できればビニールマル
- 2021年2月6日
- 1 分
今週のお野菜セット
ふきのとう、丸大根、ブロッコリー、ねぎ、ポロネギ、コールラビ、キャベツ、カボチャ、 黒キャベツ、小松菜、かぶ、さつまいも、里芋、白菜、人参、ごぼう、菜花 の中から7~10品程度。