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「いくら栄養摂取効率が良いからといって、野菜ジュースに偏りすぎるとバランスが悪そうだな」と、食品成分表を見ていて思った。



先日、日本食品標準成分表(八訂)を眺めていたら、エシャレットの食物繊維の量が物凄く高いということを知りました。

(生食で、可食部100g辺り11.4g )


ちなみにゴボウは生で5.7gです。


野菜を食べることの利点は数多くあると思いますが、その中に「食物繊維を摂取できる」というものがあると思います。


食物繊維は、食物成分の消化を邪魔する役割を果たしてくれることにより、糖や脂質の吸収をいくらか遅らせることができると言われています。


また、満腹感を得やすくしてくれるので、食べ過ぎを防いでくれたり、便の容積を増やして腸を刺激し、便通を良好にするという役割も果たしてくれたりしています。


過剰にとりすぎるとかえって悪影響もあると考えられていますので注意が必要でしょうが、食物繊維は、人間の体にとって大切なものであることは間違いないことのように思います。


食品成分表は、読みものとしても大変面白く、食物繊維のデータ以外にも「ほうれん草の夏採りと冬採りのビタミンCがずいぶん違うな〜」とか「大根やかぶの葉っぱのカルシウムすげーな、モロヘイヤ並みじゃん」など、かなり楽しませてもらいました。


その中でも最も印象的だったのが、野菜ミックスジュースの食物繊維の低さと炭水化物の高さです。


まぁ、構造的にそりゃそうかという感じでもありますけれど、商品の中には「食物繊維が豊富」みたいな売り文句を掲げているものもあったような気が......


それは一体どういうことなのだろうか??


今まで考えたことがありませんでした。


ところで、「子供が野菜を食べないから野菜ジュースを飲ませて一安心」みたいな親の話を聞く機会がありますが、野菜の本質的な価値を食物繊維に置いた場合、その話がブラックジョークみたいなものにも思えてきます。


私は、野菜が苦手な人に野菜を無理やり食べさせることもないように思っていますので、「野菜は固形のまま摂取すべきだ」みたいなことを言いたい訳ではありません。


また、野菜ジュースは美味しいと思いますし、栄養的な利点も多いように思いますので、野菜ジュースに対して文句がある訳ではありません。


「いくら栄養摂取効率が良いからといって、野菜ジュースに偏りすぎるとバランスが悪そうだな」と、食品成分表を見ていて思ったというお話です。


うちの娘はどんな野菜でも好んで食べますが、農家仲間のお子さんもかなり野菜好きが多い印象を持っています。


サンプル数が少なすぎるので確かなことはいえませんが、自分の身近な関係だけでいえば、食べている野菜の状態や生活の中での野菜との関わりの度合いは、子供が野菜を食べるか食べないかということとかなり関係性が深いのではないかと感じています。


※エシャレットの食感が良すぎて、最近病みつき気味です。




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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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