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さつまいも、マルチング



しばらく雨が続きそうですので、昨日はさつまいもを掘り上げました。

今年もゴロリゴロリと元気なお芋たちが顔を出してくれ、自然とこちらも元気が湧き上がってきます。


また、今年の芋掘りも頼れる方たちが力を貸してくださり、そんな皆さんからも元気を沢山分けてもらいました。



元気の源泉がそこかしこで溢れていることに幸せを感じています。



今年のさつまいも栽培は、初めての試みで一部黒マルチ畝を作っていたので、結果の比較をとても楽しみにしていました。 (早春の大根で使っていた黒マルチが再利用できそうだったので、大根の収穫後に根穴を埋めて、そこにさつまいもを植え付けたという感じです)




黒マルチを使用した畝は、マルチ不使用畝と比べて明らかに肌に傷が少なかったこともあり、コガネムシが産卵しづらかったのであろうことが想像できます。

(毎年、なんだかんだ一定数コガネムシの食害痕があるのですが、黒マルチ畝はそれが劇的に少なく、そのツール力に感心してしまいました。)


土の表層や浅い所に有機物がどっさりあることには利点も多いのですが、上記の通り、黒マルチ畝のコガネムシ食害痕の圧倒的な少なさを考えると、有機物マルチが不利な状況を生み出してしまっている可能性があることは間違いないのでしょう。


それでも、作物と一緒に多くの虫や菌を育てながら畑を整えていくことは、土壌を疲弊させず、豊かに保つための重要なアクションの一つであると僕は信じていますので、「今後は、全面的に黒マルチを使用していく!」というような選択肢は決して存在しないのですが、「美味しいお野菜を皆さまにお届けしたい!!」という、農家としての目的に沿ってアプローチ方法を再考する必要性を今回のことで感じさせられています。



そのくらい差が顕著でしたね~。



来年からのさつまいも畝は、黒マルチと有機物マルチを半々くらいにして、その後の土や生物の変化をじっくり観察していきたいと思います。


毎年、新しい変化があって楽しい限りです。




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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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