にんにく豊作



今年はネキリ虫の被害が異様に多いです。


先日、妻にそのことを嘆いた所、

「小さな虫たちのお陰でうちのお野菜は育っているようなものなんだから、少しくらい虫たちに報酬をあげても問題ないでしょ??」


と、いうようなことを言っていました。


虫たちにとってみたら、もはや神ですね(笑)


でも、本当その通りだと思います。


慌ただしい時期ということもあるのか、普段大切にしたいと思っていることに全然気を回せていない自分に気づかされました。


広く全体を見ようとしすぎて、足元全然見えていない感じです。




一般的に視野は広い方が良いと思われがちですが、視野を広くも狭くも自由に設定できる能力が高い方がバランスは良いのかも……と思いました。




それはそうと、今年はにんにくが大豊作です。


とても嬉しいです。





※ニンニクは、確実に年々育てやすくなっていますが、これといって特別な施肥や管理をしている訳でもありません。

「草マルチを重ねながら、太陽光と水抜けと風の通りをしっかり確保する」という極基本的なことを確実に行い、もし葉色が薄かったり元気のない時があれば、草堆肥を米糠発酵させたぼかしをふるというくらいです。(元肥は不要)

そういうシンプルなことだけで大体うまくいくようになってきていますので、つくづく、「生物資源を長い目でみて畑に蓄えていくこと」の大切さを感じさせられています。

ニンニクって、カリやリンの要求量が高いと言われることもありますので、結構多めに施肥をすることが大前提になっている有機農家さんも多かったりしますが、有機農業の施肥管理は難しい部分が多いこともあるのか、過剰施肥&蓄積養分が収量に悪影響を及ぼしてしまっているというケースを見聞きすることも少なくありません。



そのようなこともあり、有機農業的なアプローチであればあるほど、無理にあれこれしないで成り立つアプローチ法が求められているような気がしています。(これはニンニクに限らずですね)


個人的には、窒素、リン、カリ、ミネラルなど、作物に必要な栄養って、生物資源がガンガンと作り出してくれるものだと思っていますので、畑にどれだけ有効バイオマスを多様化させられるかで畑の豊かさが決まってくるものなのだろうと考えています。

もちろん、そのバイオマスネットワークを作ることに多くの時間を要しますが、「一度豊かなネットワークが構築されれば、過剰に栄養を消耗させるようなアクションをしない限り、人があれこれしなくても自然にお野菜が育ってくれる環境も出来やすいものなのだろう」と、今までの経験から強くそう思っています。




ただ、時間ばかりかかってしまったり、不確かなものに向き合い続けることのデメリットもありますから、「僕が今畑で感じているような好循環をもっと簡単に短時間で表現できる方法はないものか‥??」というようなことをいつも考えます。




もしそんな方法が発見できたとしたら、有機農業のスタンダードがガラッと変わりそうな気がしています。



全体がそうなる必要は全くないと思いますが、生物資源の無理のない有効利用から生まれる持続力の高い農的生活が、農業の主流な選択肢の一つとなれるような未来をこれからも想像し続けたいと思っています。



ニンニクの出来から考える、有機農業の可能性について。




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