カーボンファーミングへの希望
(写真 Shopify sustinability fundより)
今日のBlogは、上記リンク(Shopify sustinability fund)についての記事になります。
昨今は、環境再生という文脈で、色々な所でカーボンカーボン言われていますが、世界的には、炭素ストック機能としての土壌の可能性にも注目が集まっていたりします。
上でご紹介しているShopifyのsustinability fundは、すでに気候変動に取り組んでいる実証済みのソリューションへの投資をしており、炭素除去産業で高い潜在力が見込まれるテクノロジーに注目して積極的に支援をしています。
そのテクノロジーの中には、農業や土壌から環境問題にアプローチする企業の取り組みも多数あって、「そういうアクションが我が国でも活発になるとよいな」という願いもこめて、今回、このページをシェアしています。
去年、Indigo agと住友商事が提携したり、今年、トヨタベンチャーキャピタルがNoriに出資していたりと、(上記2社共、リンク内で紹介されています)個人的には「近いうちに日本の土壌に対してもカーボンクレジットシステムがやってくるのでは??」という気運の高まりを感じていたりもしますが、NFTやトークン化など、価値化や換金システム的な話はさておき、僕は、自分の農業がどれだけの炭素貯留効果があるのか??というデータに興味がわいて仕方がないです。
なぜなら、うちの畑は、リンクであげられている「環境再生型農業の最も効果的な方法」をとりながら運営している部分が多いと思うからです。
もちろん、規模は小さいので生産量は低いですし、それ自体を最大の目的として設定していない所もありますので、そういった意味も含めてしまうと、大きな範囲でみた環境貢献性はとても低いものだとは思いますが。
ただ、土壌を軸においた環境再生ソリューションやその可能性にはめちゃくちゃ興味や期待を持っていますので、「土壌診断を行うような感じで、土壌炭素貯留量が手軽に計れるようにならないものか」と強く思っています。
以前、住友商事さんに、indigo agと提携後のカーボンクレジットのアジア展開についてうかがったことがありますが、その時は「現時点では、まだ何もお伝えできることはない」というようなご返答でした。
まぁ、よくよく考えてみれば、取り組み詳細が公になっていないと思いますので、色々決まっていたとしても、僕みたいな零細農家に詳しく教えてくれる筈ないか(笑)と思いました。
情報を追えば追うほどに「カーボンファーミングみたいな概念の定着、普及なんて、日本ではまだまだ先の話なのだろうな‥‥」と思いもしますが、カーボンを巡る環境ゴミ問題は今後も勢いを増していく気しかしませんので、いつの日か、先に述べたような僕の願いが叶う日がやってくるのを楽しみに待ちたいと思います。
土壌保護をベースに作られていく新しいテクノロジーの数々は、多くの人が未来につなげたいと思えるような新しい形の農業の推進力を生み出すきっかけの一つとなるかな??そうなるといいな。