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セロリはスジありが旨いと思っている

グリーンセロリの季節です。
一般的に売られている薄緑色の品種に比べて香りが大分強いセロリです。
梅雨の重たい空気を一気に軽くしてくれるような爽快な香りが、この時期癖になります。
スジを丁寧にとって柔らかく楽しむのもよいと思いますし、香りが強いので、煮込み料理に使うのもよいと思うのですが、僕はどちらかというと「セロリは硬いスジが旨いんじゃないか!!」と思っている派ですので、生でバリバリ食べるのが一番好きです。
美味しさには色々な種類があると思いますが、僕は、素材から滲みでてくる旨味を噛み締めることによって味わえるような美味しさにとても魅せられていて、そのような感性を深く養えるような食事ができることに大きな喜びを感じます。
情報でも言葉でも人との関係性でも、深く噛み締めて味わおうとすることで得られるものの価値には、どこか共通点があるような気がしています。
それは「素材の奥深さ」とか「あるがままの姿」というようなものに触れられる可能性が高まる、という共通価値です。
と、「僕が硬いものを噛み締めることをいいなと思っている」という話はこの辺までにして、グリーンセロリの話しに戻しますが、硬いものが苦手な方には、スジをとったり煮込んだりすることを全力でオススメしていますので(笑)、グリーンセロリが届いた際には、皆さまのお好みの方法でお楽しみくださいませ。
とびきりの爽快感、皆さまにもお楽しみいただけたら嬉しく思います。