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ナス、ピー第2段定植







■夏野菜の定植終了しました♪

うちは畑を耕していませんので、定植作業にどうしても時間がかかってしまいます。

ピーマンやナスなどの植え付け量の多いものは2段階に分けて植え付けていますので、毎年大体このくらいの時期に全てを終える感じです。

そういう感じですので、ナス、ピーマンなどの第2段定植分はなるべく省力化するためにセルトレイで育苗しています。

また、セルトレイだといくら定植が遅れても全然徒長しないので、ゆとりを持って定植ができるというメリットも感じています。

この時期はやることが盛りだくさんですから、そのゆとりはとても嬉しいものです。

セルなので逆にゆとりがないのでは??と思う方もいるかもしれません。

確かにセルはポリポットに比べて土の容積が少ないこともあり、少し定植が遅れるだけで、すぐに下葉が落ち、本葉の色が黄色がかり、いわゆる老化苗のような状態になってしまいます。

しかし、成長点が活き活きしていて徒長していなければ、いくら激しく老化現象が起こっていても、定植後は全く問題なくメキメキ育ってくれることが多いと感じているので、ちょっと作業が立て込む時期の定植物の仕込みはあえてセル育苗を取り入れるようにしています。

以前、作業が遅れに遅れ、たくさんの老化苗を作ってしまった時に、その老化苗の中でも、セルや小さいポットの苗は普通の苗とそこまで変わらずに元気に育つことが多かったということを経験したことが、これを始めた大きなきっかけになっています。

自分は最近まで全然知らなかったのですが、調べてみると、同じような育苗技術もあるみたいですね。

あえて小さなセルで、通常の育苗期間の倍くらいの期間育苗し、その間は追肥もせず、激しい栄養不足状態で水だけを与えて管理するという「スーパーセル苗」という技術です。

長期栄養不足という厳しい環境を生きた苗は、定植後の乾燥や強風、病気や虫にも強くなるという実験結果も出ていたりするようですが、確かにそれもなんとなく分かるような気がしています。

どれだけ過酷なシーンを乗り越えてきたかによって、その人の深みや強さが決まるというのは人間も植物も同じことなのかもしれませんね。

このスーパーセル苗の試験で、播種後1500日育苗したキャベツを全く問題なく収穫できることを実証したと書かれていたページがありましたが、面白い実験をする人もいるものですね(笑)

1500日って(笑)。

定植適期ってなんですか??って感じにすらなっちゃいますね(笑)

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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