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フキノトウ







まだまだ寒い日が続いていますが、春の訪れを告げるかのようにフキノトウが畑のあちらこちらで出始めています。

写真はフキノトウの蕾部の拡大図です。

(僕は植物の蕾や花など、生殖成長の核となる器官にフェティシズム的な感覚を覚えることが多いので、ついついドアップ画像としてコレクトする癖があります(笑))


フキノトウは、まだ他の草が茂り始める前の寒い時期に蕾を出し始め、花を咲かせる準備に入ります。

(花が開きすぎてしまうと、あまり美味しく食べられませんので、美味しく食べられる収穫期は蕾期間の極短い間だけになります。)

花が咲いても背は高くならないことから、他の草が茂り出したらあっという間に埋れてしまうと思うので、「他の草の勢いがない寒い内に花を咲かせて繁殖していく!!という生存戦略をとって進化したのだろう」と勝手に想像させてもらっています。

と、そんなことを考えていたら、そういえば僕はフキの発芽を一度も確認したことがないことに気づきました。

基本的に地下茎メインで増えていくものだとは思っていましたが、種からはどれくらい増えられるのだろう??

先ほど調べてみたものの、「なるほど!!」と思える生態情報にたどり着くことができなかったので、「今年は種を採ってポットなどにバラ播いてみようかな??」と考えています。

生殖関係の話から急に飛びますが、フキノトウって皆さんはどうやって食べるのが好きですか??

うちは天ぷらにするか、味噌との相性がとても良いので蕗味噌にするかのどちらかで食べることが多いですが、「これもなかなか面白いよ!!」なんてアイデアがあったら、参考にさせてもらうので是非教えてくださいね♪

早春のほんの少しの時期しか採ることのできない天然の恵み「フキノトウ」の芽吹きは、春の訪れを感じさせてくれる風物詩のようなものですので、これから季節は春に向かってグンと進むことでしょう。

それに伴い、お野菜セットのラインナップも春の季節の色にどんどん変わっていきますので、楽しみにしていてくださいね♪

僕は農業を始めてから、季節毎に変化していく旬の恵みの一つ一つと丁寧に向き合うようになり、食事や食材で季節の変化も楽しむことができるような生活になりました。

そのお陰さまかどうかはよく分かりませんが、農業を始める前と比べて、精神的にも肉体的にも圧倒的に体の調子が良かったりします。

自分の体で実際に大きな変化を感じていることもあり、「季節や食べる物と向き合う気持ちって、人が健やかに生きていく上でとても大切なことなのだろう」という感覚は、強く信じて進んでいっても悪いことはないだろうと思っています。


うちの農園の主役級のテーマの一つに、「旬をいただくことで僕が感じている感激や楽しみを、お野菜を通じて皆さんにもお届けしていきたい」というものがあります。

皆さんのご家庭でも、近づいてくる春の足音や季節の移り変わりと共に、うちのお野菜たちの彩りの変化もお楽しみいただけたらとても嬉しく思います♪

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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