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フキノトウがやってきた。







春の訪れを感じさせてくれるようにフキノトウが顔を出し始めました。

僕はフキノトウを食すことがとても好きですので、この芽吹きの季節は本当に嬉しいです♪

フキノトウは食べられる時期が限られていて、その期間も極短であることから、希少性が高く、市場では高価なものとして扱われていることも多い食材です。 そのような食材を畑や山でモリモリに摘んで、摘みたてをどっさり食べられることは、身近に豊かな自然があるからこそ楽しめる贅沢だと思いますし、それはお金には変換できない特別な価値があるものです。



僕は多分、世の中の平均値ベースでみても中央値ベースでもみても、そんなにお金を持っていない方の人種にカウントされると思いますが、「畑や山、身近な自然の力が与えてくれる恵みや体験の豊かさを金額換算したら、一気に富豪の領域に跳ね上がることができるかもしれない」と本気で思っているくらいに今の暮らしに大きな価値を感じています(笑)

また、僕が現在の生活の中で日々感じている幸福感を数値化したら、トップクラスの幸福野郎になれるくらいに幸福である自信がありますので、「いつの日か幸福度数が世の中のイケてる信用データみたいになって、それに価値が設定されるようになったりしたら、もう富豪でも収まりきかないな…」、と、畑でニヤニヤしながらそんなことばかりを考えています(笑)

先ほど「うつ病をアプリで発見、実用化へ!!」というコンテンツを見ましたが、それの逆バージョンで、自動で幸福度数を図ってくれるデバイスがあって、「心から自分がハッピーを感じた時や、他の人にハッピーを感じてもらうことができたら、実社会で使用可能なトークンやポイントみたいなものが付与される」みたいな仕組みができたら世の中はもっと明るくなりそうな気がしています。

と、それはさておき、フキノトウやミツバ、コゴミやゼンマイなどの春の山菜たちのような、「人が手を入れずともその時期が来たら毎年顔を出してくれて、人の身体も心も育んでくれるような存在」って、本当にありがたいなーと思います。

お野菜を栽培しているから余計にそう思うのかもしれませんが、人が食べられるものが自然に成ったり、生えてきたりって本当にすごいことだと思います。 原点を思い出させてくれる現象というかなんというか、お野菜を栽培し、実りを与えてもらった時以上に、自然の恵みに対しての感謝の念が強く湧き上がってくるものです。

それが当たり前のように連続的に続くものではなく、限られた時期だけの天然の恵みだからこそ、そういった感激を味わうことができるのだろうと思っています。

そんなことを考えていたら、ふとナマコのことを思い出しましたが、「ナマコは砂を食べて生きていて、食べ物の上を住処にしている」と言われていますが、わざわざ自分で採りにいかずとも、生きるために必要な食料が当たり前のように近くにあり続けるという感覚はどんなものなのでしょうねー??

全然想像ができませんが、仮に人にその環境が与えられたとしたら、怠惰を助長するものになる可能性がとても高そうですね(笑)

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
​同じような栽培方法に取り組まれている方々にとって、当園Blogが何かの参考になれたとしたら、それはとても嬉しいことです。
 

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