今年のさつまいもは肌が綺麗目

さつまいも、2株ばかり試し掘りしてみました。
今年は例年に比べ、肌質と形が綺麗です。
お芋のサイズや様子を見る限り、もう少し畑に置いておいても大丈夫そうな感じですので、来週辺りに早生ものから順次掘り始めていこうと思います。
毎年、天候やその他の作業の都合で収穫がタイトなスケジュールになりがちですが、今年はありがたいことに時間にゆとりがありますので、余裕をもって掘り進めていくことができそうです。
うちは今までの経験をもとに、挿苗から初掘りまでの最適期間を決めていて、ベニアズマのような早生系は120日程度、関東83号のような晩生系は180日程度という目安を設定しています。
初掘り時のお芋の様子で一気に掘るか、もうしばらく置くかを決めるようにしています。 この方法を用いるようになって年々歩留まり率も上がっていますので、「目安日近辺に必ず確認する」ということは忘れないように心がけています。
収穫が遅れると、割れてしまったり、大味になりがちなような気がしますしね。
今年のサツマイモの植え付け時のBlogでも書きましたが、今年は植え付けの手法を基本の型に戻して作りました。
(基本の型に戻した経緯や昨年の省力化実験なども含め、Blog内の「サツマイモカテゴリー」で過去のストーリーを見ることができますので、遡って確認されたい方やご興味がある方は下記リンクをご覧ください。)
また、今年はいつも後回しになりがちでやらないことも多い「ツル返し」をしっかりやったことが影響したのかは分かりませんが、例年以上にお芋がずっしりとしていました。
これは味もなかなか期待できそうです♪
よく、「今の品種は節根が芋になることはないからツル返しをしなくても大丈夫」のようなことが言われることもありますが、今年の結果だけで見ると、やったほうがはるかに良いような気もしています。
しかし実際どうなんでしょう?? このツル返しに関しては、重要説と不要説の両方があるので、何度調べてみてもイマイチよく分からず…。
(やらなくてもよい品種とやらなくてはならない品種の明確な区分があれば教えて欲しいので、詳しく分かる人がいたら是非教えてください)
しかし、今年のお芋の様子を見て、基本に戻ることの大切さを強く感じました。
あれこれ試して納得がいかず、基本を大切にして作ってみた所、途中の管理作業の内容的にも収穫物の内容的にも、いつも以上に良い結果につながった訳ですからね。
今は情報が豊富な世の中ですので、基本をすっ飛ばして、どんどん色々なことにトライすることができてしまいますが、基本なくして多様な対応や応用はできないし、優れた対応力や応用力は、基本があるからこそ自然体で常時発揮することができるものでしょうから、自分の土台の状態を常に確認する癖をつけようと思いました。
そんなこともあり、今季の作付シーズンが終わったら、今一度、就農前後辺りに勉強していた農業技術の基本を振り返ろうという気持ちになりました。
こうやって、ハッとさせてくれるような瞬間をどれだけ大切にするかで、未来の自分の力は大きく変わっていくものですからね♪
サツマイモは掘ってから少し置いて、今月の下旬くらいからセットに入り出す予定ですので、どうぞお楽しみにしていてください♪
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