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今年も雪が降った







昨日は各地で雪がかなり降ったようですね。

うちの地域は基本的に雪がほとんど降らない温暖地で、雪が積もることの方が珍しいエリアですので、今回も特に気になるような被害はありませんでした。

就農してから今までを振り返ってみると、少量ながらも毎年必ず雪は降っていますが、多い時でも20㎝も積もらないレベルだったかと思います。


しかし、そんな少量の雪でも、就農初期の頃はトンネル資材が潰されてしまったり、ベタ掛け不織布の上にどっさり雪が乗ってしまい、葉物がバキバキに折れてしまったりして、「お野菜の少ない冬になんてことだ〜!!」と、動揺させられたことを今でもよく覚えています(笑)

あの時はトンネル支柱の間隔が開きすぎていたことが原因で、少しの雪でも簡単にトンネルが潰れてしまいましたが、その失敗をきっかけに、冬のトンネル支柱の間隔は基本狭めでとるようになりました。

また、雪予報が気になる場合は、軟弱野菜の不織布ベタ掛けを一旦外してしまうようにしています。

その結果、今はあの時ほどに酷いダメージを受けることはなくなり、近年は雪の予報が出ても割りと平然と構えていられるようになりました。

人が学びを得る方法は沢山あると思いますが、「経験や失敗から学ぶ」というインプットに勝るものってなかなかないと思います。

使ってみたり体験してみたりして、向き不向きが分かったり、失敗することによって、より良い使い方や付き合い方が初めて分かったりするものも多いと思いますしね。

人のストーリーや情報を参考にすることもそれはそれで良い部分も多いとは思いますが、合理性の質は一人一人違うものですので、ある人にとっては合理的ではないことも、違う人にとってみたら超合理的なものである可能性もあったりしますし、環境や立場によってもそれは変化していくものですから、まずは「自分でやってみる、使ってみる、そして失敗してみる」ということが、最も学びの情報量が多いものなのではないかと思っています。

ということで、これからも沢山のトライ&エラーを積み重ねてガンガン前に進んでいこうと思います♪

話は変わって、今週は数年に一度レベルの超大寒気が長い期間滞在するようですが、今年は本当に寒い日の割合が多いと感じます。

お野菜の生育にも顕著に表れていて、例年と比べて葉ものなども全然伸びてきません。

とはいえ、それも自然の流れなのでしょうから、いつもどおりその結果を真っ直ぐ受け止めて、むやみに抗わず、流れの波にゆらゆらと揺られてのんびり構えていようと思います♪

※写真は、これから3月にかけて採り始めていく晩生の壬生菜と水菜の畝ですが、今朝、雪の重みで少したるんだトンネルの下でペターっとなっちゃってました…。

「今週くらいから主役の葉ものにしようかな」と思っていましたが、少し休ませて、しっかり葉が立ち上がってからセットの主役に組み込ませてもらおうと思います。

厳冬期採りの壬生菜や水菜は、お鍋、漬物、おひたしなどにもってこいの素材です♪

どうぞお楽しみに♪

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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