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取捨選択能力



玉ねぎ、晩生まで全て植え終わりました。

年内の作付け仕事は、12月末に大根と葉ものを播いて終わりです。


最近、物事にピントを合わせる力が増しているような気がしていて、あらゆる場面で取捨選択能力の向上を実感しています。


そのお陰もあるのか、今年は例年以上に時間をゆったりと感じられています。


現代は、とてもスピードの早い時代ということもあり、物凄い量の情報や要求が次から次へとやってきますので、僕の場合、ちゃんと意識しないと日々の時間に余裕を作れなかったりします。


ですから、ゆったりと時間を感じられていることは自分にとって理想的な状態ですし、そのことをとても嬉しく思っています。

溢れんばかりの広告、人とのつながりやすさ、欲望を刺激する膨大な素材の数々、過剰なほどのサービスや物質量、こういったものに日頃から触れていると、気づかぬ内に自分の心や行動の軸がぶれてしまっていることも多く(僕の場合は特に)、いつの間にか自分の本質的な意思とは違う所で時間や資本が流れ出てしまっているかのような感覚に陥ることがあります。

そうなった時に、「自分の基準でちゃんと物を考えたり、本当に必要な事、物を適切に選択していくことって物凄く大切なことだよね」、といつも思います。



本当にやりたいこと、欲しい情報、物なんて、絞れば結構少なくまとめられたりするものなので、「外部からの情報に左右されすぎてる場合ではないよね」、と思いながらも、「流されたことによって新しい発見や相乗効果を生み出すような出来事との出会いがあったりもするので、適当な流され力も大切だよね」 と思ったりもするので、結局全然まとまらなかったりするんですけどね…(笑)



ただ、今年は、時間と自分の心の軸 を物凄く意識して進んだ一年だったこともあり、シンプルに色々なことに向き合えたような気がしますし、冒頭で書いたように自分に必要な事を判断する為の取捨選択がうまくなったような気がします。



そのお陰で有効時間がどれだけ生まれたのかは分かりませんし、トータルで考えた時にそれが本当に良かったのかも分かりませんが、正解なんてどこにもないということと、実際の所、今年はゆとりと充実感を強く感じていたことが多いので、今の自分にとっては良いリズムを生み出すきっかけの一つになったのではないかと思っています。



自分の時間であるようで、実は自分の時間になっていないようなことが数多くある中で、それをどれだけ自分のものにできるか、は僕の人生の中での大きなテーマです。




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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

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