土・牛・微生物







最近、気になっていた本を何冊かまとめてガーッと読んだのですが、その中の一冊、「土・牛・微生物」という本に衝撃的な面白さを感じました。


(下記に読んだ感想を少しだけ書いていますので、ご興味あればご覧ください(2~3分もあれば読める文章だと思います))

何しろ、本の表紙下部に書かれているキャッチコピー的な文章に、

「土は微生物と植物の根が耕していた ーー 文明の象徴である棃やトラクターを手放し、微生物と共に世界を耕す、土の健康と新しい農業をめぐる物語。」

ということが書いてあるような本ですので、僕のやっていることを知っている方であれば、僕がこの本と出会った時に感じた、感激度合いの高さを想像していただけるのではないかと思います(笑)

著者はデイビッド・モントゴメリーさんという方で、地形の発達、地質学的プロセスが生態系と人間社会に及ぼす影響の研究で、国際的にも幅広く認知されている地質学者です。

著書には、多くの研究結果や実例を踏まえての考察や事実が幅広い視点で書かれています。

人類にとって大切な資源「土」を劣化させ続けてしまったことにより、崩壊、衰退していった数々の文明の歴史を振り返り、現代の人類文明がそれらの文明と同じような末路を辿らないためにも、今を生きている人類が、世界の土壌の健康を守ることにつとめていく大切さを強く訴えています。

また、自然力の再生と人類の社会の持続可能性を追求することの価値についても丁寧に書かれていて、全体的に腑に落ちることがとても多かったです。

中でも、土壌の劣化を防ぐ具体的な手法の一つとして、自分の理想としている「むやみに耕さないでも完結できる農業」が生み出す、土壌の物理的、科学的有用性が取り上げられていたことは朗報で、自分が描いている理想の未来への明るい展望を持たせてくれました。

自分の思い描く農生活は、「今後ますますの社会性を帯び、その存続可能性を広げてくれるような活動や運動も世界的に発展していくのかもしれない」とも感じ、理想への道を迷いなく進んでいく為の更なる原動力もいただいたような気がしています。

ここ一年くらい「この先、誰とどうやって自分の理想の未来を追求していけるのかな??」と思うことがよくありましたが、「シンプルな事実を見失わないように努めていれば、自然と答えはすぐに見えてくるようになるのかもしれない」 と感じさてもらえるような良コンテンツとのご縁でした。

とてもありがたい出会いです。

著書の冒頭で、ベーダ(サンスクリット語の聖典 紀元前1500年)の一文が紹介されていますが、

そこには

この一握りの土に、我らの生存はかかっている。

大事に使えば、食べ物と、燃料と、すみかをもたらし、われらを美で取り巻く。

粗末に扱えば、土は崩れて死に、人も道連れとなる。

と記されています。

土は長期的に人類の生活を支えていく大切な資産だと思いますので、「土の持続可能性に再投資する流れがトレンドになるような人類社会が育まれていくよう心からお祈りし、そのような社会の成熟の為に、自分は自分のできることを自分なりに考えてやっていこう。」

と強く思ったのと同時に、「やっぱり農業は、人類の文明維持に欠かせない産業で、社会的貢献性の高い追求しがいのある産業だ」と改めて感じました。

農業から考える環境、文明論。興味は尽きません♪

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