果菜、盛り出し
成りもの盛り期入りました。
毎年この時期になると「毎日野菜の収穫に追われて大変…」というようなことを、嬉し悲しそうに放ってくる農民が近所でも爆増します。
僕は額に汗して働くことは好きですが、働くことに対して1㎜も追われることのない生活を理想としているので、その常套句に合わせて話すことは難儀です(笑)
それはそうと、今年は例年より遅めに仕込んでいるお野菜が多いのにも関わらず、盛り出しがいつも以上に早いです。
ズッキーニ、キュウリ、トマト類、インゲンが特に早いです。
今年の露地一発目のインゲンはつるなしを主役にしているから納得できるのですが(例年はつるあり)、その他のものに関しては、仕込み時期が遅かった&育苗も好成績という訳ではなかったので、いつもよりも盛り出しが早いことに多少驚いています。
あっ、それと、5月の雨の少なさも影響するだろうと考えていたので余計にそう感じています。
僕が想像、理解できていない要因はまだまだ沢山あると思いますが、年々、土壌からのリターンが上がってきているという肌感は確実にありますので、「このままどこまでそのリターンの力が大きくなってくれるのか??」ということを考えると、ますます今後の農業人生が楽しくなる予感がしてくるものです。
人が手を入れることや頻度が少なくなり、作物はますます健全に生育できるようになる土壌。
そんな豊かな土壌に触れながら日々を過ごしたいという理想が少しづつ現実味を帯びてきているような気がして、最近、畑仕事がより楽しくなっています。
とてもありがたいことです。
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