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栽培の基本のキから


初夏の味覚ソラマメ。


今年はよく採らせてもらえそうです。


ここ数年は、自家種の著しい品質の低下や病気の発生など、栽培トラブルが多く、収量のパッとしない年が続いていました。


そのようなことから、収量回復の明らかなる兆しを感じ、現在、若干興奮気味です。

嬉しいです。


改善に向けて何か特別な工夫をした訳ではないのですが、ここ数年の反省から、「基本に忠実に」を強く意識して栽培しました。


「アブラムシ対策をちゃんと行う」、「しばらく豆科の野菜を植え付けていなかった所に植える」、「phを調整する」、「重ための土を利用する」など、どこにでも書いてある、栽培の基本のキです。


慣れもあるのか、この辺りが少し雑になっていて、最近うまくいかなくなっているように思ったのでそうしました。


うまく行かない時や行き詰まった時には、基本ができているかどうかを意識すると、仕事の精度が上がることが多いように思います。


ソラマメに限らずですが、私は、種を自家採取して連作を繰り返したり、アブラムシは天敵に任せるなど、ついつい面白そうなことに引っ張られてしまって、最も押さえなくてはならない栽培の基本を疎かにしてしまうことがあります。


そういうことが原因で栽培が不安定になることが往々にしてあります。


何がしたいかにもよりますが、私は農業で食べていきたいので、基本(収穫)がちゃんとできていない状態で、そんなことをやっている場合ではありません。


もちろん、激しく逆張りすることや興味の赴くままに直感でガンガンいくことの面白さもありますし、それでうまくいくこともあるのですが、私の場合、そういうのは良い結果が長続きしないことが多いです。


すぐに「たまたまうまくいってただけだった」ということに気付かされます。

今回のソラマメの件でも、それを痛感しています。


もっと栽培が上手になりたいので、もう少し全体的に基本に立ち返って、色々と見直そうと思いました。





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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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