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畑やお野菜の復活力に驚嘆し、その好循環が生まれる訳を知りたがる。



先日、「今年はハクサイダニが全然おらん」という投稿をFBにしましたが、ハクサイダニだけでなく、有機農業の秋冬作で問題になりがちな、ヤサイゾウムシやダイコンサルハムシの被害もめちゃくちゃ少なかったので、今冬は、白菜や小松菜や水菜など、アブラナ科の野菜たちがとてもよくできています。


白菜に関しては、全体的に生育初期にかなりの食害にあってしまったことから、「結球が間に合わないものも多そう…」と思っていましたが、そんな心配もよそに、遅播きの品種(これから厳冬期にかけて収穫する品種)も含め、結果的に全体の良品率がとても高い状態です。


とても嬉しいことです。



食害以降の復活力というか反発力というか、虫の被害によるダメージが壊滅的な方向に傾こうとする力が年々抑えられているような気がするのは、おそらく気のせいではないと思っています。


最近、畑もお野菜もレジリエンス半端ないです。


ここ数年は大きな部分で手法をほとんど変えていないのに、「まだこんなに伸びしろあるのかい」、とツッコミを入れたくなるくらいです(笑)


自然は本当に奥深く、美しい世界を見せてくれるものだと打ち震えています。




と、そのように、年々お野菜が作りやすくなっているということを肌で感じている当園ですが、その一方で、「どういうことが起こって好結果に結びついたのか??」や「これを長く続けていくための普遍アプローチ法ってあるのかな??」など、好循環を自分の中で上手く消化させることができず、時々悶々としてしまうことがあります。


「分からない」ということは自分にとってポジティブな状態ではあるのですが、そのファクターがあまりにも多すぎて、「どうやって理解を深めていったらよいのだろうか??」と考えることも少なくありません。


自分が信じてやまない、草や虫や土が織りなす調和的なものから発生する力が影響しての好循環であれば大変嬉しく思いますが、そのようななふんわりしたもので決めつけてしまいすぎると、色々な可能性を知るための観察や考察の力が削がれていってしまうような気がしますので、自分の信じていることも適度に斜めに見つつ、色々な角度から目の前の現象を考えていきたいと思っています。


これは農業に限らずですが、「常識を疑うことによって育まれた新しい自分の常識をさらに疑ってかかる」ということは、どんな時でも忘れないようにしたいと考えています。



自分が感じた成果に対してもっと理解を深めたいと思う理由には、「手仕事農へのアクセシビリティを高めたい」という気持ちもあるのですが、そのことをこのまま書くとちょっと長くなりそうな気がしますので(笑)今日はこの辺で。


次回はこの続きで、「自由に物作りを楽しむという意味での有機農業」をテーマに書こうと思います。


いつも長文にお付き合いくださりありがとうございます。





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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

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