発芽後~生育初期の草管理をタイミングよく確実に行う必要性

ほうれん草の発芽後の管理も終え、今年の条播き葉ものの管理仕事も後少しで終わりです。
トンネルなしの型は、今週~来週頭、後一回ほうれん草を播いて終了です。
この時期、草のスピードが遅いとはいえ、うちの畑はライグラスが多いので、油断していると葉もの畝があっという間にライグラスに覆われてしまいます。
そうならない為には、発芽後~生育初期の草管理をタイミングよく確実に行う必要があります。
生育初期段階で草に埋もれてしまった畝は、救出に通常の3倍以上の時間を要したりすることもありますので、作業効率上、そんなことはあってはならないと考えています。
ただでさえ、一つ一つの仕事に時間のかかる栽培スタイルをとっているのでなおさらそう思います。
しかし、そううまくいかないこともあります。
最近も、ひどく草に覆われてしまった畝があります。
あまりにひどい場合はいつも救出を諦めてしまうのですが、ギリギリのラインと判断し、昨日救出作業に取りかかりました。
取りかかったはいいものの、作業完了までにあまりにも時間がかかり過ぎてしまい、「ひどい時間の使い方だ…」と、仕事に対する危機意識を感じました。
しかし、時間はかかったものの、今回、完全に救出しましたので、葉もの収量を大きく減らさずにすみそうです。
労働生産性のような概念を捨て去れば、かなり実りのある仕事だったことは間違いないでしょう。
今回、己の仕事のレベルの低さを強く恥じてはいますが、危機意識や実りという、次のやりがいや成長にかかせないものも得ることができました。
と、無理やり良い方向に持っていこうとしている自分がいます(笑)
文脈や利の規模は違いますが、付箋に欠かせない「貼って剥がせるのり」が、強力な接着剤の製作過程における失敗作から誕生したように、世の中にはバカにできない失敗が沢山あります。
うまくいかなかったことの中にも、後になって、良い発見や学びにつながることは多いものです。
自分の失敗の中にも、なるべくそういう所を探し出せるよう努めたいなと思っています。
僕は、悲観すると一向に前に進まないので、ほとんど自己救済のためですけれど(笑)