種の交換という豊かなコミュニケーション。

うちの野菜たちのお世話を毎週のようにしにきてくださっている皆さんが、先日、むちゃくちゃ楽しそうに種のシェア会をしていました。
その姿を見て、僕はそういうことを純粋に楽しむ感覚を少し忘れていることに気付き、はっとさせられました。
また、こういう風景っていいな~と改めて思いましたし、日常的にこういうコミュニケーションが気軽に楽しめるような未来がみたいなとも思いました。
現代は、「普段の生活でできないことをゲームで」とか「ゲームでセカンドライフを」のような感じで、農業や釣り、牧場など、生活、生産系のMMORPGのようなゲームがあるくらいですから、リアルワールド内でも、そのような行為をゲーム的感覚で楽しめる場所が点々と至る所に存在していたら面白そうなのにな~と思っています。
それが産業的である必要はなく、コミュニティの大小も問わず、誰でも気軽に隙間時間で楽しめちゃうようなサービスや仕組みが沢山あるといいですね。
僕は、一般への田畑解放量や人々の余暇が爆発的に増えることで、そんな理想も少しは現実的なものになるのではないかな??と考えています。
つまり、人が自然の中でより良く遊ぶためには、うまく使える見込みのない遊休地や人間自体がもっと解放されるべきだろうと思っているということです。
自然の中で過ごす時間そのものはもちろんですが、種や土のことを考えたり、土で食べ物を育てることって、理屈抜きで凄まじい楽しさがありますから、生産的であろうが趣味的であろうが、そういうことをやってみたいと思った人たちが、もっと気軽にポジションをとれるようになるとよいなと思っています。
人がそれなりに多い地域でも、廃れている遊休地、これから廃れ行く遊休地なんて沢山あるはずですからね。
趣味的、プチ自給自足的、ちょっと野菜を作ってお小遣い稼ぎ、などなど、自分の生活リズムや希望に合わせて、日常に農ライフを取り入れたい人っておそらく結構いるはずだと思いますし、僕の周りでは、楽しそうに土や生き物と触れあい農を楽しむ人たちが、いつもキラキラした姿を見せてくれていたりするので余計にそう思います。