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米糠人気の価格高騰について



いつもお世話になっているお米屋さんに、「最近、米ぬかが異様に売れるんだけれど、何かあるのか??」と訪ねられました。


踏み込み温床の時期だからかな??

春作の準備時期だからかな??


量的にも、購入しているのは農家以外もいるだろうということでしたので、家庭菜園ニーズの拡大もあるのだろうか??


近所の家庭菜園の方たちからも「肥料の値段があがって買うのがバカらしい」という声がよく聞こえてきますから、安価で使い道の多い米ぬかが選ばれるのは自然なことなのかな〜。

それとも別ニーズなのか。


いずれにせよ、食品廃棄物のカテゴリーに入る米ぬかがお金になるというのは米屋にとってありがたい話しなようで。


価値も明らかにあがっていますしね。


最近は、30キロ米袋×1で500円くらいする所も多い印象ですので、バカにできない売上になるのでしょう。


正確な価格推移は分かりませんが、10年前と比較して、1.5倍は軽く超えていそうな気がします。


油脂用米ぬかの米穀卸売業者売渡価格も、需要増に伴い、価値が随分上がっています。

(副産物価格調査には、H.12〜H.20までのデータしかありませんでしたが、この期間だけでも倍近くになっています)


昨今、「米油用の米ぬかが足りない」とか「米油の輸入量が増えている」などのニュースを見かける機会も増えました。


今後の米ぬかの価値がどうなっていくのか??大変興味深く思っております。


廃食油などもそうですが、「廃棄物が価値を高めて争奪される」という現象が様々な所で起きているような気がしています。


水平リサイクルできる「キレイな廃ペットボトル」を飲料メーカーが争奪したことによる、ペットボトルゴミの取引価格の急騰みたいな話しもありました。


争奪による価格の爆騰には問題も多そうですが、静脈産業的には、やりやすい時代になっているのかな??


個人的には、リサイクルエネルギーが少なく抑えられ、バージン材との価値バランスがうまく取れるのであれば、廃棄物の価値が高まることに悪いことはないように思っています。


「ゴミを減らし、資源を節約する」という観点から、そのように思います。


※写真は極太リーキです。

こんなに太くても加熱でトロットロです。

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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