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素晴らしき根粒菌の実力




落花生の根粒菌です。


菌の数が年々増えているような気がするのはおそらく気のせいではないように思います。

栽培を助けてくれる菌ですので、喜ばしい限りです。


根粒菌は、硝酸態窒素(すぐに効く無機養分)が多いと活動をお休みしてしまう傾向にあると言われています。


しかし、地力窒素(有機物が分解される過程で出てくる、じわじわと効く養分)が多い分には「お休みスイッチ」の発動条件を満たさないようで、その活動を止めてしまうことはないらしいです。


うちの畑の土壌有機物ストックは、とっている農法上、平均値よりもかなり多い方だと思いますので、前述の説に対し、強い納得感を覚えております。


来年は、積極的に地力窒素の測定をしようと考えていますが、それとは別に、根粒菌を地力窒素のバロメーター的な存在として考え、畑を観察してみるのも面白そうだと思っています。


ちなみに根粒菌、最大で10a45キロの窒素固定が報告されているらしいです。


仰天の実力です。





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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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