脱ダンボール
物流系ITベンチャーのYper(イーパー)と日本包装機械のコラボによる、脱ダンボール配送試験が大変興味深いです。
段ボールを使わず、エアー式緩衝材とシュリンクフィルムを組み合わせたエアボールというものを最終包装資材に用い、荷姿、資材コスト、スペースコストの大幅削減を目指すというものです。(下記リンク参照)
昨今は、古紙の海外需要や物流経費の増加などの理由により、段ボール価格の値上げになくなく踏み切る業者も増えていますが、国内での宅配量自体も増加し続けていますので、生産、販売、消費、サービス提供者、どの立場からも厳しい声が漏れているのではないかと思います。
物流業界はそれ以外にも人材不足などの厳しい問題も多いので、悲観的になってしまうような側面ばかりが目立ちますが、その一方で、多くの企業や専門家が新しいイノベーションを巻き起こそうと昼夜励んでいることもあり、今後の期待値も高い業界でもあると個人的には思っています。
この度のリンクのようなアイデアもそれに当たるのだと思います。
今はCtoCのやりとりも多く、小型配送物も多い時代ですので、今回のリンクのような技術やアイデアがうまく発展、普及していくといいなーと思いつつも、僕はひねくれ者なので、脱プラスチックで紙製品を…という最近のトレンド(と言ってもまだストローばかりですが)とは逆を行くような気もして、なんだかなぁ…という気にもなってたりして(笑)
まぁとはいえ、世の中には「どちらも大切なことなんだけど矛盾してしまっている」なんてことは沢山あり、必ず白か黒かを決めなければならないわけではないと思いますので、そういった場面では、両方の良さを尊重し、頭ごなしの否定や感情論は抜きに、なるべく柔軟かつ建設的に考えていきたいものです。
しかし、このエアボール、上積み難しいだろうなーというのが気になったのと、野菜セットは流石に梱包難しいだろうなー。
できそうだったら野菜セットの梱包を試してみたい(笑)
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