虫害、病害もまたありがたい









今年は葉物類のずらし播きがうまくハマり、春から途切れることなく葉野菜を収穫させてもらうことができています。

しかし、今くらいの時期になると、実野菜の勢いがついてくるのとは対照的に、葉物野菜はすぐにコンディションが悪くなりがちです。 (気温が高く、雨も多いと、葉野菜はみるみる成長していきますので、すぐに収穫適期をすぎてしまいます。)


今年は虫害が特に少ないこともあり、例年と比較して葉物ストックの絶対量が多いので、気温が急激に上がる梅雨明け前には収穫を終えることができたら良いなと思っています。 (草と共にお野菜を育てていると、どうしても葉物には虫がつきやすく、例年3割くらいは虫の食料になってしまっていますが、今季はその被害割合がひと回り減少しています)

不織布べたがけを用いれば、モンシロやハバチなどの上部からの産卵被害は軽減されるのですが、うちは基本的に耕さないので、地中内が撹乱されないこともあり、不織布内部がカブラヤ幼虫やハムシのパラダイス化してしまうことも多く、毎年、虫の被害には必ず悩まされていましたが、その被害度数は、明らかに年々低くなっていて、それは現在も連続的に低値更新され続けています。

虫が発生し、お野菜を食べ、その場所で繁殖することにより、それを食べる虫や菌のコロニーの発達にもつながるのでしょう、酷く虫害が発生した所であればあるほど、次作も同じものを作付けて見たりすると、意外と良い結果につながることも多いように思います。

そう考えていくと、虫害、病害もまたありがたいものです。

これは環境によっても当てはまる場所、そうでない場所があるでしょうから、必ずしもそれがどこにでも当てはまるとは限りませんが、少なくともうちではそういう場所も存在しています。

そんなことから、経験則でしかありませんが、病気や虫が大発生しても、余計なことをしなければ自然に自然のシステムが均衡を保とうとしてくれる可能性も高いと感じています。

人があれこれ手を出さずとも健全な土壌が自然にできるメカニズムが明らかなものになり、それを有効利用していけるような農業技術が発展していくことができたとしたら、それは本当の意味での生産性と持続可能性の高さを生み出せるような価値のある発展になるのではないかと僕は思います。

虫や病原菌などに対し、それぞれの対処療法や対策などを研究していくことも重要なことだと思いますが、現場では結局拉致があかなくなることも多く、対策方法があったとしても、その対策自体が根本的な問題の解決にならないことも多いので余計にそう思います。

大規模で、資材コントロール型の農業の発展も大切だと思いますが、「怠惰ではなく、良い意味で、人が自然環境にあれこれ手を出さずとも丸く収まるような循環力の高い農業」、僕はそういう農業も農業の一つの生活のスタイルとして存続可能性を持てるような未来を夢見続けたいなーと思っています。









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ブロッコリー、リーフレタス、九条ねぎ、コールラビ、新生姜、ルッコラ、キャベツ、カボチャ、ピーマン、甘唐辛子 サラダ水菜、赤からし菜、小かぶ、サラダ春菊、さつまいも、カリフラワー、里芋 の中から 7〜10品。

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