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韓国で、農業、農村の価値の再認識


昨日、Newsを見ていたら、「韓国で、農業、農村の価値を再認識する人が増えていることが分かった」という記事がありました。(下記記事リンク)




今日はこの記事についての感想Blogを書こうと思います。



記事内には、”なぜ農に価値を感じるようになっているのか??” についての国民の声が簡単に紹介されていますが、



・自然豊かで感染者の少ない地方の価値が見直されている


・農産物を生産し、安全な食品を自給したい


・自然の中で健康に暮らしたい



などなど、大気汚染やコロナの影響を受け、上記のようなマインドの変化が生まれ始めているということのようです。




この記事を見て、僕は日本でも似たような変化が微量ながらも起きているような気がしていると感じています。


それはなぜかというと、コロナ以降に、「生き方の見直しからの農業への興味関心」を覚えた人たちが、当園にも相談や体験に来られたりしていることと、周りでも、生活に農を取り入れることを目的の一つとして、地方移住や都市と田舎の2地域居住みたいなものを考え始めている人もいるからです。


とはいえ、僕個人の狭い枠だけでの話ですので、実際に統計をとってデータ化をして見てみたら、「実はそんな人たちは大していなかった」という感じになってしまうのかもしれませんが(笑)、個人的な思いや願いを述べるのであれば、今回のコロナの影響により、多くの人が「エッセンシャル」とか「生きる上での根源」みたいなものを改めて問うきっかけになっていることは間違いないことだろうと思いますので、農的生活や食糧生産との関わりって、これからの時代、今よりももっとポジティブなものとして多くの人に受け入れられるようになってもおかしくはないだろうと思っています。


というよりも、農は価値がもっと上がっても良い素敵な産業であり、生き方のスタイルでもありますから、ぜひともそうなってほしいなと個人的には願っております。




昨年の春に、「コロナ後は農の価値が見直されるかもね??」というような内容の記事をnoteに書いたのですが(ページ最下部にリンク貼っておきますので、よろしければご覧ください)、上記のように、コロナ禍で実際に見聞きした話的にも、自分の実体験的にも、あの時以上にそう思うようになっていることをnote記事を見返してみて実感しています。






終わりに



今回のBlogの題材となった「韓国の国民意識調査」は、極少数でしか統計をとっていないので、正直、印象操作というか、プロパガンダ的な側面もあるかもな?? などと懐疑的に見てしまったりもしますけど…、こういうデータも参考にしながら、引き続き、「農や自然に対しての価値観がコロナ後の世界でどう変化していくのか??」という、世界的な変化動向にも注目していきたいと思います。

(なぜ懐疑的に見てしまうかいうと、記事中でも書いてありますが、韓国農業も日本農業と同じくめちゃくちゃ人手不足ですし、自給率も超上げたいはずですしね。後、何より、統計人数が少ないにも関わらず、記事タイトルが「韓国農民6割も満足」みたいな大袈裟な書きっぷりなのも気になってしまって…))


※カロリーベースで見ると自給率は日本と韓国はほぼ同等です。



下記、blog記事中で紹介したnoteの中の一文とリンク



東日本大震災後をきっかけに一次産業に目を向けた人が結構いたと記憶していますが、コロナ後の世界にも、一定数の人がサバイブ力に磨きをかけるため、農、漁、猟的な生活に目をむけるようになるのかな??、と、何となく思っています。


農で言えば、今、日本の地方には畑なんて余りまくっていますし、都市にいなくても仕事ができる仕組みもどんどん出てきていますから、一家に基本1菜園みたいな流れが自然発生的にでてきても面白いかもしれませんね。


国民の有事の際の底力アップという観点でも、SDGs的にみても良いことも多いような気もしますしね。


……




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