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2017.3.7 本日出荷のお野菜セット





わき芽キャベツ、ミニカリフラワー、菜花(白菜、小松菜)、ふきのとう、ごぼう、じゃがいも


人参、ブロッコリー、水菜、壬生菜、キャベツ、黒キャベツ、コールラビ、ネギ、生姜、唐辛子


の中から8~10品。









■今日はキャベツの脇芽の紹介です。


冬の間に収穫したキャベツの残った切り株は、根を抜かずにそのままにしておくと、写真のように次から次へと新しい芽を出し始めます。

このニョキニョキと沢山出てくる芽のうちの1つを残してそのまま育ててあげると、一度目の収穫サイズよりは小さくなるものの、もう一度、小ぶりの丸まったキャベツが収穫できます。


また、掻いた芽も、挿し木にすれば新しく根が出てきますので、時期によっては次作の苗として使うこともできたりします。

全く…、たくましさにも程がありますね(笑)


さて、前置きはそのくらいにして、今日の本題は、そのキャベツの小さな脇芽も食用にするととても美味しいというお話です。


個人的には、ケールと芽キャベツを掛け合わせてできたお野菜、非結球芽キャベツ「プチヴェール」と大差のないものだと思っています。

ほんのりとした甘みと、黒キャベツのような味わい深いコクがあり、噛めば噛むほど旨味が出るので、噛み応えも抜群です。


また、柔らかすぎず、硬すぎずの独特の食感で、さっと炒めるだけでもとても食べやすいです。

「一度収穫を終えた作物の畝は、次の作付けの準備のために片付けて……。」となってしまいがちですが、キャベツやブロッコリーのように収穫後もそのまま畑に残しておくことで、脇芽が再生し、新しい姿で、味覚や食感の変化を楽しませてくれるお野菜も多くあります。

そのようなお野菜たちは、できるだけ皆さんにも紹介、提供させていただきたいと思っています。


僕のお野菜を提供していく上での大きなテーマの一つに「お野菜の一生を余すことなく皆さんに楽しんでもらい、お野菜の一生のストーリーや、その時々の変化に更なる魅力や価値を感じてもらいたい」というものがあります。


ですので、季節ごとの変化やお野菜の一生の中の様々な姿を皆さんに紹介できることは、僕にとっても、とても幸せなことなのです。


今日のセットには、脇芽キャベツが入っていないご家庭も多いのですが、今後は皆さんのセットにも脇芽キャベツを入れさせてもらう予定ですので、冬に食べたキャベツを想像しながら、新しい姿や味覚をお楽しみいただければ幸いです。


※今日、脇芽キャベツをパスタの具材に使いました。黒キャベツ同様にアーリオオーリオとの相性は抜群ですよ。



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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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