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山水郷





なかなかに激しい雨でした‥


心配メッセージを何件かいただいたこともあり、「もしかしたら当園のことを気にかけてくださっている方がまだいらっしゃるかもしれない」ということを思いましたので、この場を借りて、何事もなく無事であることをご報告いたします。


畑は山間や山中の畑が多いのでまだ全てを見には行っていませんが、今日の夕方、平地の畑を数枚確認しに行った限り、まぁ大丈夫だろうと思います。



もちろん、これから病気や生理障害などのトラブルがそれなりに出てくる可能性も高いとは思いますが、それを考慮したとしてもそれほど大きな問題はないでしょう。



トマトが元気にしてくれている姿を見たことによる安心感が絶大な心の支えとなってくれています。




それにしても、山や雨水は時に物凄く恐ろしい表情で人に迫ってきます。


もちろん、人の生活を豊かに彩ってくれる象徴的な存在であるということが大前提ではありますが、それを頭では理解しているつもりでも、予測もつかないような破壊的なエネルギーで人間社会に襲いかかってくることも数多くあることから、今回のようなことが起こってしまうと、どんなに心が安定している時だったとしても、必ず恐怖感やソワソワ感を覚えてしまうものです。



最近読んだ「日本列島回復論」という本の中で、「山水の恵みは、今も昔も人の生活や生業を支える”天賦のベーシックインカム”として機能し続け、国家と企業にとって天賦のキャピタルであった」というようなことが書かれていて、それを受け、「うんうん、納得納得」と、山水郷からの恵みの素晴らしさを噛み締めていた所だったのですが、今回、近隣の数々の災害を見聞きして、そんな綺麗な言葉や解釈だけでは決して片付けることができない、己の自然に対して抱くモヤモヤした複雑な感情が前にでてきて、人にとっての自然の複雑性や変動性、その奥行きの深さを感じさせてもらっています。



豊かさや自由度が高いように見えて、その一方でとてつもない苦しさと不自由さがある存在というか、とてつもなく美しく見えて、近づきすぎると不快に感じる要素の方が目立って見えてしまうような存在というかなんというか…



うーん、僕にはこの感情の言語化が難しいです…




明日も1日雨日のようですが、各地でこれ以上大きな被害がでないよう心より願っております。









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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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