鍬仕事
鍬だけで作床を作り続けてもう7年が経ちますが、その精度とスピードはまだまだ上がり続けています。
いつの間にか体が超鍛えられてる??(笑)
鍬仕事は僕の大好きな仕事の一つではありますが、汗をかきながら鍬を振るっている時に、隣の畑でトラクターなどをかけている光景を見たりしてしまうと、今でも「本当に自分は頑固でアホなやつだよなー」、などと考えてしまうことがあります(笑)
でも、こだわりや理想を抜きにして考えてもそうしたいと思うので、何をどう考えてもやっぱりその行為自体が好きでたまらないんですよね。
やっぱり憧れるんですよねー。 体から発生させるエネルギーとちょっとした道具で完結できちゃう職人の手仕事って。
久保寺農園は、自分たちが好きなことをして生きていく為のプロジェクトでもありますので、自分の進んでいる道を自分が信じられなくなってしまったらやっている意味もなくなってしまうのだろうと思っています。
ですので、僕の情熱と資金が続く限りは、これからも自分の本当に好きだと思えることを頑固にやり続けていくのだろうと思います。
僕は皆様の支えと理解のお陰様で、年を追うごとに自分の理想に確実に近づいています。
また、今のような手仕事を軸にするような手法をとっていても、年々生産量は増え、資本も増加し続けています。
おまけに、作業にあたるトータル実動時間は年々減り続けていたりしますので、伸び代もまだまだ感じています。
ありがたいことに、希望は未だ大きくなるばかりです。
物質依存が少なく、省エネで超ヘルシーな機械耕耘不要農業。
面積をこなすには人手を必要とする手法ですので、人的資源が乏しくなるであろうこれからの日本社会には適さないものなのかもしれませんが、それは僕にしてみればどちらでもよく、エネルギーコストの少ないガジェットやシステムを選ぶことに未来への希望を描くこととと同じようなもので、今の自分が理想に掲げている農業に力を注ぐことは、夢や未来への投資のようなものだと思っています。
意義、自然、未来、理想、どうしてもあれこれと考えてしまいますが、最も大切にしている感情は、僕がただひたすらに面白いと思ってやっているという極シンプルなことです。
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