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高菜愛







今年は高菜がモリモリ採れています♪

高菜は日本三大漬け菜の一つでもあることから、漬物利用のイメージが強いお野菜ですが、独特の辛味とコクのある旨味は、炒め物や煮込み料理などに使ってもとても相性が良かったりします。

また、汁物の具材として使っても、美味しい野菜出汁を楽しむことができますので、幅広い調理法で楽しめるお野菜です。


葉が大きく展開し、寒さにも強く、花の咲き出しも遅いお野菜ということから、下葉をかきながら冬~春先までの長い間収穫を続けることができるので、青菜の少ない季節でも、人の菜っ葉食生活を支え続けてくれる、とても頼もしくありがたい存在です。

今は、栽培技術や使える資材、品種の発展のおかげさまで、好きなときに好きな青菜を食べることができますが、ビニールハウスやビニールトンネルがなかった時代の青菜の少ない時期には、高菜のようなお野菜はとても重宝されてきたと言われています。

現代は物質的に豊かな社会ですので、昔の食生活や文化にリアリティーを感じること自体が難しいことなのかもしれませんが、それでも、今回の高菜のように、少しの歴史に思いを寄せることで感じられる、現代なりの深みや魅力もあるのではないかと思います。

また、今現在のシステムを見つめなおしたり、感謝したりする上でも、時に歴史を振り返ることの意味はとても大きなものなのだろうと思います。

最近だと、ボヘミアンラプソディーの影響で、フレディーの自伝が売れたり、クイーンが聞きまくられたりしていることや、朝ドラの「まんぷく」効果で、チキンラーメンの売り上げが15年ぶり過去最高更新となったりしているように、人がストーリーや歴史に触れることで、価値の再認識や再燃も起こりやすくなるというのは間違いないでしょうからね♪

(ちょっと種類違うかな??(笑))

まぁそれはさておき、現代は情報が多く、人や物のストーリーを知りやすいような世の中ではあるものの、その一方で、一つ一つの情報へのコミットメントが低くなってしまったり、浅くなったりしてしまいがちで、気づくと虚無感がすごい時もあるので、「自分の身近に存在する事や物の歴史を振り返り、現代なりに設定できる新しい価値と、感謝できるポイントを発見することにもっと喜びを感じて生きていこう!!!」と、そんな思いが、この時期に露地青菜を収穫できることの喜びから湧き上がってきました♪

※今年は今時期から採れ始めるトンネルものの葉物栽培がうまくいきませんでしたので、「高菜のようなお野菜が、今時期の畑に残っているのは本当に嬉しい!!!!」と現在、僕の高菜愛がすんごいです(笑)

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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