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中耕



ここ最近は、ひたすらに幼い葉野菜畝の除草をしています。

秋~冬作では条間や株間に空気をしっかり入れることを心がけていますので、今の時期は、春~夏に比べて土の表面を大きく動かすことが多くなります。

道具の使い方の巧拙や技術は横に置いておくとして、僕が一年の中で最も三角鍬のエッジに夢中になる季節です。


うちは条播き野菜畝の除草時には、基本的に三角鍬か削っ太郎を使用していますが、この時期は上記の通り、なるべく土中に空気を入れたいと思っていますので、三角鍬で大胆に条間や株間を中耕除草するようにしています。


なぜ沢山空気を入れたいのか??


というと、空気が沢山入ることで、大幅にお野菜の成長が促進されるからです。


(あたり前のことすぎてすいません…(笑))


当園Webページのこだわりの部分に記載している通り、うちは あまり土を動かさない ということに利点や美を感じていることもあり、土ほぐしは最小限にするように努めていますが、そのスタイルをとっていると、気温や生物活動が低下してくる晩秋~冬時期の収穫量や歩留まり率に問題を感じることも多く、自然と「その時期にもしっかり収量を確保していきたい」と思うようになり、その目的の為の対策を試行錯誤した結果、数年前から秋~冬作のしっかり中耕を取り入れるようになりました。

(主に条播き野菜の畝)

これが思った以上に効果的で、うちのように日頃から深くまで耕すことをしない畑だと、少し中耕したりするだけで、即効性の肥料を与えたかのような反応を示してくれることもあったりします。


そういった効果を受けていることもあってか、冬が本格化する前までにお野菜たちをしっかり育てあげるためにも、この時期の中耕はとても大切だと感じているアクションの一つになります。


(春~夏はそんなことしなくてもグングン育ってくれることも多いので、今時期ほどしっかりはしていません。)



土を大幅にひっくり返して団粒を破壊してしまったり、腐植の消耗が著しく早まってしまうような耕し方で土壌に大量に酸素を送り込むことには抵抗を感じていますので、そういったことは一切していませんが、どんな時期でも、お野菜を育てる上で酸素はとても重要なものだということは間違いありませんから、いくら耕やさないというスタイルを大切にしていようとも、お野菜の様子や季節によって、畑の5~10センチ程度をしっかりほぐしてあげることは大事なことだと思っています。




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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
​同じような栽培方法に取り組まれている方々にとって、当園Blogが何かの参考になれたとしたら、それはとても嬉しいことです。
 

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