咀嚼
冬の始まりを感じさせてくれるかのように、ブロッコリーやカリフラワーなどの蕾系野菜、春菊やからし菜などの香り系野菜も採れはじめる時期になりました。
これらは例年より少し遅い収穫期となりましたが、生育初期に強烈台風に煽られて、今までみたこともないくらいズタズタに打ちのめされたことを考えればかなりよい流れです。
本当にありがたいことです。
野菜の話しとは全然関係ありませんが、先日、食事中に奥歯の部分銀歯が外れてしまいました。
それによって生じた、うまく噛むことのできないもどかしさの影響は大きく、その時、急激に大好きな食事を楽しむ力が半減してしまいました…。
食事を美味しく楽しむ上で「ストレスなく噛める」ということはとても重要なことですね。
そんな感情を覚えたことをきっかけに、人間にとっての噛むことの意味やその効能、「そもそもなぜ人は噛むようになったのか?」という歴史のことが気になって仕方がなくなってしまい、日本咀嚼学会のページや料理と時代別の咀嚼回数調べなどなど、色々と情報をあさってみました。
ここで調べてみたことを書き出すとキリがなくなってしまうので、咀嚼回数のことだけ紹介させてもらいますが、「現代は、咀嚼回数や食事時間が戦前に比べて約半分になった」という興味深いデータを見つけました。
(弥生時代比較だと6分の1になるとか。)
飽食、軟食と言われるような現代だから当然の結果なのかもしれませんが、以前紹介させてもらった、貼るサプリや電気で栄養を作り出す技術など、今以上に効率よく栄養を摂取するための手段もこれからたくさん出てくるでしょうから、今後もっと噛む必要性が減っていく可能性も高いでしょう。
「噛み締めて奥歯ですりつぶす」という咀嚼運動による脳への刺激、情報量は非常に高いらしく、噛むという行為が人類の脳の発達や進化にも重要な役割を担っていたとも言われているようですが、これから先の未来、咀嚼回数の減少による影響ってどういうものが出てくるのでしょうね。
全然想像できませんが、とりあえず、歯と顎の力が必要なくなって、人の顔がアイスクリームをのせるコーンみたいな形になっちゃったりするとか??(笑)
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