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しわしわのじゃがいもの価値



自家消費用の貯蔵じゃがいもたち、芽がニョキニョキです。

そのフォルムから、もやしみたいに食べらそうな気すらしてきますが、食べたらえらいことになってしまいそうですから、それは止めておこうと思います。


春に掘ったじゃがいもは、貯蔵温度をコントロールせず、芽摘みもしないでこの時期までおいておくと、このような姿になってしまいますが、このしわしわになったじゃがいもの食味が僕はとても好きです。


皮を剥くのも手間がかかりますし、姿も姿ですから、売り物としてはお出ししていないのですが、とにかくもっちもっちで甘くて美味しいのです。


貯蔵の奥深さを感じさせられます。


プレミアム化された、2年熟成じゃがいもなんてものが世の中に存在している理由がよく理解できます。


それはそうと、じゃがいもたち、物凄い生命力です。


僕は、「生き物として見た時の野菜の力強さ」に、いつも気持ちの高揚感を覚えます。


息づく気配というかなんというか、野菜からそういうものを強く感じられるような瞬間が僕はとても好きです。


人間でも動物でも虫でも草でも菌でも「生き物の力強さに惹かれる」というような極シンプルな感情は、いつも僕を豊かな気持ちにさせてくれます。

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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