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セロリとさつまいもの混植。



収穫中のセロリ畝の条間にさつまいもを植えています。


うちは小さな農園ですので、畝の回転効率をなるべく上げて、スペースコストを小さく抑えられるといいなと思っています。


そのようなことから、あるものの収穫期とあるものの植え付け期を組み合わせるようなことをよくします。


また、私は畑をなるべく小さく回していくという行為そのものに美を感じている所がありますので、今回の事例のような輪作&混植デザインが上手くハマった時には、ビジュアル的にも感覚的にもなんとも言えない美しさを感じます。


小林秀雄の「美を求める心」の中に


『美しいものは、諸君を黙らせます。美には、人を沈黙させる力があるのです。これが美の持つ根本の力であり、根本の性質です。絵や音楽が本当に解るという事は、こういう沈黙の力に堪える経験をよく味わう事に他なりません。』


という言葉がありますが、私はこの言葉がとても好きなので、頭の中のすぐに取り出しやすい場所にしまっておくことにしています。


言葉にならないなんとも言えない美しさを感じる度に、この言葉を思い出します。


「己の表現力の乏しさを無理やりにでも肯定しようとして、強い言葉に助けを求めているだけなのではないか??」などと思ってしまう部分もありますけれど(笑)


さつまいもの植え付けに話を戻します。


今年はセロリの条間に植え付けていますが、これは年によっても違いますので、特別この組み合わせが良いと思っているわけではありません。


さつまいもの植え付け期に収穫期を迎える作物で条間が50㎝程度とれている作物であればなんでもよいので、年によっては、春大根の間であったり、春キャベツや春白菜の間であったりします。


上記の作物は基本的に畝中央の条間を50㎝の防草シートで覆って管理していますので、さつまいもを植える時期になったらその防草シートを剥がして、そこにさつまいもを植え付けるといった格好になります。


で、両脇の野菜の収穫が終わったら、残渣や草ごとさつまいもの両サイドを防草シートで覆って、両脇で堆肥を製造しながら、さつまいもを育てていくという流れです。


大面積に作付ける場合は、この手法はかえって手間になりそうですからやらないと思いますが、現在のうちのやり方と規模ですと、この方法はなかなか良いなと今の時点では感じています。










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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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