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白絹病には消石灰が効果的??




まだまだ暑い日が続きますが、朝晩は大分涼しくなってきています。

コオロギやスズムシ、クツワムシなどなど、秋らしい虫の鳴き声もそこかしこで聞こえてくるようになりました。


真夏の激烈な暑さを超えた果菜類たちも明らかに元気になってきて、葉の角度や花付きも良い感じ。

収穫期の第2ステージを迎える準備は万端のようです。



さて、今日は白絹病の話をチラリとしようと思います。

(野菜を一気に枯らしてしまう高温性の病気)



数年前にもBlogに書きましたが、うちは刈草を敷き詰めながら畑をデザインしている影響も大きいのか、夏になると「白絹病菌」が猛威を振るう時があります。

うちの場合、トマト、ピーマンの被害が特に大きい傾向にあります。


毎年、壊滅的な被害になることはないものの、発生しやすい傾向にある畑では、3〜4割収穫不能になってしまうような年もありましたので、そういった病原性の高い畑にいく度に「今日は皆大丈夫かな?」と知らず知らず、戦々恐々モードになっている自分を認知します。

今夏もその気持ちに大きな変わりはないのですが、今年は白絹病が発生しやすい畑にのみ対策を講じてみました。


現代農業の記事で「消石灰の直接散布で白絹病がピタリととまった」という記事を見つけたのが対策を講じるきっかけとなったのですが、その記事の例を参考に、梅雨明け直後に株元に消石灰を直接散布してみました。



その結果は「確かに例年より抑えられているような気がする?」程度のもので、ピタリと止まったという所にはほど遠いものでした。例年通り今年もそこそこ発生しています。



誰かが成功している例を真似してやってみたからといって、必ずしもうまくいく訳ではないということは世の常ですが、「その常があるからこそ、自分のなりの解を探すためにさらに深くまで物事を考え、奔走することができるのだ」というような所に僕は生きる価値みたいなものを感じていますので、逆にこの結果にほっとしていたりして(笑)



英文学者の外山滋比古さんの金言に、「その花が美しいものであっても、切り取ってきたのでは意味がない。小さくてもよいから、足元に根のある花を咲かせられるように努力するべきである。」という言葉がありますが、それに当てはめてみると、下手に手軽な成功の味なんて知らない方がより良いのかも??と考えることもできます。



我ながら悠長なものです。




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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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