脱脱炭素論
有機農業をしているということもあってか、うちには脱炭素系の話しを持ってくる人が多いのですが、話を聞けは聞くほど、疑問点や不明点がでてきて、情報を整理したい欲求が高まる一方です。
こういう時は、補集合を取ると解像度が上がる傾向にあると感じているので、最近は、脱脱炭素の議論に注目して、その手の本をいくつか読んでいます。
スティーブン・E・クーニン、マイケル・シェレンバーガー、ロス・クラーク、杉山大志さん、池田信夫さんなどの論考を、ここ数週間ドバドバ浴び続けています。
人類がエコロジカルに生きることとは一体どういうことなんだろう??
強烈な複雑性を突きつけられています。
整理どころか、ますますよく分からなくなっていますが、向き合わなければならない不確実性を考えるにあたってとても良い学びになっています。
複雑性に向きあうことを忘れてしまうと、真実の追求よりも何を真実と考えるかの方に引っ張られてしまうことがありますので、こういう学びは大切にしたいです。
日頃よく聞くような話とは異なる意見や論考にちゃんと向きあうことは、自分自身の考えをブラッシュアップする上でも欠かせないことだなと改めて。
以下の図は、今回学んだ脱炭素の課題と考えられていることをGeminiにポンポン投げ込んで、その情報の要点を絞って図解してもらったものです。
mermaid記法のコードをぱぱっと作ってくれました。
私は、頭の整理があまり得意ではないので、数秒で簡易的な土台を作ってくれるのは助かります。
ブルネロ・クチネリが語った言葉で、「人間の経済活動が、自然の許容する範囲の中にとどまっていれば、自然というのは循環していく。」というものがありますが、そのようなハーモニーの輪に、自分は一体どのような形で交われるのかを最近はずっと考えています。
※今年のネギはハモグリバエのバイオタイプBの攻撃をくらいまくりましたので、例年より出し始めが遅くなりそうです。
食害が最近ようやく落ち着いてきました。
今年は本当に虫が多いです。