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連作するほどに







間引き大根の季節から早1か月。

間引かれずに畑に残った選抜組の大根たちは、重厚感溢れる立派な大人になることができました。

先日から皆さんのセットに組み見込ませてもらっている品種は、食感と食味がよいので、生で食べてもとても美味しく食べることができます。

しかし、もう随分寒くなってきましたので、温野菜や煮込み系のお料理に使って、アツアツホクホクでいただく方が美味しく食べられるのではないかと思います。



うちは以前から大根の天ぷらに結構はまっているので、本日は大根の下部を天ぷらにしていただきました。(ページ最下部写真)

噛んだ時に口の中いっぱいに広がる、アツアツのジューシー大根汁の猛烈な旨味に、味覚の処理能力が追いつかず、一瞬放心状態になってしまいました(笑)

皆さんもご興味あれば、天ぷらも試してみてくださいね♪

話は栽培面に変わって、大根の連作のお話です。

うちの現在の大根栽培は、大体連作をするようにしています。

5年の間あれこれ試してみた結果、種取りのするしないを抜きにしても「連作した方が良いものができる可能性が高い」という所に落ち着いています。

ですので、春夏大根を収穫した所に冬大根の種播きをし、冬大根の収穫が終われば、また同じ場所に春夏大根の種播きをするという流れを基本のスタンスとしています。

大根は地中にまっすぐ根を伸ばすお野菜ということもあり、「深くまでよく耕すように」と言われるお野菜ですので、たまに「耕さないとうまく育たないでしょ??」と聞かれることもあります。

確かに最初のうちはそんなこともぼちぼちありましたが、年々の良品率の上昇を見ていると、大根が作った根穴エリアに連続して大根を育てるということが良い結果に結びついている可能性もあるのかもしれません。

ちなみに、人参に関しても同じように連作を基本としていますが、これも大根と同じような結果を受けて、「連作した方が良くなる可能性が高い」に落ち着いているという理由からそうしています。

しかし、同じ根菜でもカブは今の所別枠にいて、連作であまり良い結果が出ていません。

「根菜だったらもしかして大体のものは良くなっていくのかも??」と思っての数年のトライなので、「うーむ…」といった感じですが、僕は、お野菜たちの生育状況からあれこれ考えて、己の栽培ルールを導き出すという過程にフェティシズム的な反応を覚えることも多いので、なんとなく可能性を感じていたロジックが目の前で一気に崩れ去っていく感じは、僕の中で大好物の類に分類されます(笑)

ということで、来季も懲りずにカブの連作区を作りましょう♪



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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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