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節目





私ごとですが、先日、40歳という節目の年齢を迎えました。

思い返すと30代も色々な出来事がありましたが、新しいことにチャレンジすることが多かったこともあり、全体的に時間が随分とゆっくりと流れていたような気がしていて、「あれっ??俺まだ40歳か~」 というような感じにもなっています。

30代はひたすら農に没頭した10年でした。(下記、簡単な流れを①~⑦までの時系列で)


①30歳で脱サラ ②脱サラ後、すぐに1年半ほど農を学ぶ旅へ ③農ライフがあまりにも魅力的な世界過ぎてすっかり夢中になり、本格的に農業研修を受けることを決意 ④33歳で自分の農園を開業し、これでもかというくらいに壁に当たりまくり、転びまくっては起き上がり続ける日々 ⑤就農3年目くらいで生業としてなんとかやっていけそうな目処がつく ⑥多くの皆さんの支えのお陰さまで、① の辺りで思い描いていたことがなんとなく形になってきはじめる ⑦事業も少し落ち着いてきたこともあり、新しいステージへの扉が開きそうな気がしているんですが、開きそうで開かず、新しい展開のスイッチが入るその時をワクワクしながら注意深くうかがっている今現在。

と、ひたすらに自分の理想の農業ライフを求め続け、農にへばりついた30代の10年です。

今でもうまくいかないと思うことも沢山ありますし、まだまだ不安定になることもありますが、それでも、「あーっ、10年前のあの時に、自分の目指した道は間違えていなかったんだなー」と今も心の底から思います。

軌道に乗るまでの間、経済力なさすぎて、家族にはものすごい迷惑をかけてしまいましたけどね…(笑)

僕は山本周五郎さんが好きなのですが、周五郎さんの言葉で、「人間がこれだけはと思い切ったことに十年しがみついていると、大体ものになるものだ」という言葉があります。

「農業で生きていきたい!!」と志した時には全くその感覚が分かりませんでしたが、ここにきて、はじめてその意味を確認することができたような気がして、「迷わず行けよ、行けばわかるさ」の神髄を体感できたような気持ちになっています。

色々な意味で良い節目です。

しかしこうして振り返ってみると、つくづく色々な人の支えがあって自分は成り立てているんだなーと思います。

いつも周りにいてくださる皆さんには感謝してもしきれない程です。

いつもありがとうございます&これからも引き続きよろしくお願い致します。

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
​同じような栽培方法に取り組まれている方々にとって、当園Blogが何かの参考になれたとしたら、それはとても嬉しいことです。
 

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