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ナスがとびきり美味い!!!







僕は、「ナスといえばやっぱり秋ナス!!!」と思うくらいに秋ナスが好きですが、今年は秋ナスの時期を待たずして、すでに最上レベルのナスの旨味を楽しむことができているような気がしています。

真夏のナスにここまで感激しているのは初めてのことかもしれません。

中でも焼きナスは本当に最高ですね~♪


香ばしく豊かなフレーバー、かぶり付いた時に口いっぱいに広がるジューシーナス汁、どの味を美味しいと感じているのかよく分からなくてなってしまうくらいにブッ富んだ味覚の複雑性。

ご飯が大好きな人が「ご飯をおかずにご飯が食べられる」というような感じで、焼きナスで焼きナスが食べられちゃうくらいです♪

それはそうと、今年はなぜ早い段階で旨味が高いレベルにまで登ってきているのでしょうか??

今年は春からの気候が極端かつ不安定なことが多かったので、正直、生育的にはあまり良い状態ではなく、現在、収量自体も例年に比べて随分低く推移していますし、実や株の状態も「ぐったりバテバテ」といった感じですので、最近は、ナスを全てのセットに入れさせてもらえない日々が続いていたりします。

実際、梅雨明け後の極端な少雨と、連日の酷暑の影響は我が家のナスにとってかなり大きなものとなっています。 (水分不足が影響しているのだろうと思いますが、実にツヤや張りが少ないものがとにかく多いです)

「そんな感じなのに、なぜいつもの真夏のナスより遥かに旨い??」 と考えてみても正確なことはさっぱり分かりませんが、「ドライ野菜と同じ原理で、極端な水分不足により旨味が自然に凝集されている可能性もあるのかもしれないな~」というようなことを個人的有力説にしている所です。

季節や気候で常々変わっていくお野菜の特性や旨味の変化はとても複雑なものですので、明確な理論を導き出すことは容易ではないと思いますが、味や美味しさは頭で考えて判断するものではなく、食べてみて初めて納得、判断できるものだと思いますので、詳しい美味しさのメカニズムの解明についてあれこれ考えることよりも、「その時々の自然条件で変わる旬や味覚の変化を受け入れ、それらを全力で楽しむ!!」という極シンプルなことを大切にしながら「あらがいようのない素材の自然な味わい」を楽しみ尽くすことになるべく多くの力を注いでいこうと思います。

僕は多分、そっちのが性に合ってます(笑)

そんなことを考えていくと、「僕にとっての露地栽培って、やっぱり特別に魅力的な世界なんだな〜」ということに改めて気付かされます。

いつの時代もそうなのだろうと思いますが、人の社会って、自分の心の反応に正直に生きづらいことも多かったりすると思いますので、振り返ってみて、自分の魅力的だと感じる場所に身を置くことができていることを実感できることって本当にありがたいことだな〜と思います。

話はそれましたが、秋ナスも楽しみだな~♪

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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