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人参掘り始め







冬人参の掘り出しを始めました。

今年は量質共にとてもバランス良くできています。

今年は梅雨に雨がほとんど降らず、時期外れの8月に梅雨のような雨日が続きましたが、夏のお野菜の生育に少し影響はあったものの、秋キャベツやブロッコリーが随分早くから採れ始められたり、人参の発芽がスムーズだったことなど、「秋~初冬のお野菜にとっては、良い結果につないでくれた雨だったのかも??」と思えることが多くありました。


これは野良仕事だけに限った話ではないのですが、上記の例のように、その時には気づかずとも、後になって「あの時の〇〇のお陰で、結果的によくなっているような気がする」というようなことを感じることって、僕は日常的に結構あります。

「自分に言い聞かせるように、無理やりポジティブな結果を当てはめているだけなのでは?」と自分の心に何度か問うたこともありますが、多くのケースで、本当に良いと思える結果につながっていることが多いと感じるので、僕は運命やご縁に本当に恵まれているのだと思います。

自然という言葉には色々な解釈がありますが、僕は、「ひとりでにその時々の最良の結果になっている」という意味で捉えていて「すべてはおのずからしかるべくしてそうなっている」という解釈で自然というものを認識しています。

それを大前提で考えていられれば、例えどんなことがあっても運命に恵まれていると捉えられる気がすることに、今これを書いていて気づきました(笑)

話が少し逸れましたが、今年の人参が調子が良いのは発芽がスムーズだったというだけではなく、毎年発生する、発芽後のモグラ被害がかなり少なかったことも大きく影響していると思っています。

毎年、畝の地中を縦横斜めにジャカスカ走り回って生育を遅らせたりしていましたからね。

そう思って、今年の畑を振り返ってみると、モグラの好物と言われているミミズやネキリムシの量も以前に比べると随分減っていたような気がします。

モグラもうちの畑には餌が少なくなったので、もしかしたら違う畑に旅立ったのかもしれませんね。

また、以前に猫ちゃんが畑に現れるという投稿をしたことがありますが、猫ちゃんが本当にモグラ捕りをしてくれたのもしれませんしね。

畑に猫ちゃん記事の振り返り (http://www.kuboderafarm.com/blogs/post/畑に猫ちゃん/)

耕さないで、畑上の有機物を土の表層に堆積させ続けると、どうしてもモグラが大発生してしまいますが、「どこかで数のバランスが整えられる可能性も高い」ということを今期の人参畑で再確認させてもらいました。

「焦らずに少し見守ってみる」ということはやっぱり大切なことだと改めて感じました。

ということで、今年は人参が例年にも増して沢山掘れそうです♪

寒さと共にどんどん美味しくなっていく冬人参の旨味の変化を、冬〜早春の間、存分に楽しんでもらえたら嬉しく思います。

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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