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今年も生姜が良い感じ







今年も生姜が良い感じです♪

生姜は、乾燥した気候があまり得意ではなく、強い光もあまり好きではないと言われていますので、うちは毎年、適度な湿り気と日陰が保てるように植え付ける場所を決めています。

具体的にどのように植え付けていくかというと、背の高い作物の株間や株元に混植するという方法をとって、生姜に直接日光が当たる時間を少なくしてあげるようにしています。


毎年、混植する作物は変えていますので、決まったルールは設けていませんが、今まで、トマト、キュウリ、ナス、ゴーヤ、などの作物と混植してきました。

生姜は、就農から今までの間、実りをいただけなかったことがありませんので、上記のどのお野菜との組み合わせでも相性は悪くはないのだろうと思います。






で、今年は里芋の株間に混植して作っていますが、これもなかなか良い感じです♪

一つの畝の狭いスペースで、生育競合しない2つの作物を同時に育てられるということは、スペースコストの大幅な減少にもつながりますので、生姜に限らず、小松菜やカブなどの適度な日陰を好む性質の作物なども、他の作物が植わっている畝上にどんどん間作したり、混植することを心がけるようにしています。

うちは人力作業が主体で、一度に動ける範囲や、やれることの幅が狭いので、いかに小さいスペースで多くのものを育てることができるか?? という所は、特に意識していきたいことの一つです。

今までも沢山の間作、混植を試してきていますが、時に、「うわっ、これじゃ管理に入れるスペースがないなー」とかいうシーンがあったり、密植しすぎてしまったことにより逆に作業性が悪くなってしまったり、互いの生育を阻害してしまったという失敗経験も沢山あります。

しかし、その失敗の繰り返しの連続により、「どのくらいまでだったらいけるのか??」という基準となる混植感覚が、自分の中で年々研ぎ澄まされてきているような気がしていて、今では、結構ギリギリのラインまで攻めたとしても、両方の作物の実りをいただけることの方が多くなっています。

やっぱり失敗という経験は、大きな宝物ですね♪

例え、イメージ通りに上手くいかなかったとしても、その失敗から学ぼうとすることを忘れず、イメージを形にすることを真剣に継続して考え続けることができれば、時間はかかったとしても、必ずや何かしらの成果を得ることができるということを、ここ2年くらいの混植の実りの数々から感じさせてもらっています。

イメージを形にするに当たって、やり抜く力ももちろん大切なんでしょうが、それと同じくらいに、強いイメージや思いを継続して持ち続けることも大切なことなんだろう、ということを、日々の農生活の中で深く学ばせてもらっているような気がしています♪

あっ、肝心のことを書くの忘れました。

今年の生姜もとても美味しいです♪

今日からセットに入れ始めていますので、掘り立ての香りと風味を存分にお楽しみくださいね♪

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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