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再生活動も終盤









昨年の1月に借り始めた、耕作放棄地だった農地を使い始めてちょうど1年が経ちました。

昨年は結局、畑の全面積の半分も開墾することもできませんでしたが、それでも、少量の面積で1年間作付けてみて分かったことも多く、「より上手に畑と付き合う方法」のポイントも数多く知ることができました。


また、昨年の開墾日記で書いた、耕作放棄地に対して抱いていた期待や高い可能性は、予測の的を大きく外れてはいないだろうということも再確認させてもらった1年でした。



(昨年の開墾始め日記も添付しておきますね。http://www.kuboderafarm.com/blogs/post/2017-1-31-本日出荷のお野菜セット



添付の開墾日記を読み返してみると、「未来への期待もある一方で不安もあるけれど、とにかく自分の信じた道をじっくり進んで行こう!!」のような感情が出ていますが、なんだか別人の日記を見ているような不思議な気持ちにさせられました。


基本の感情にほぼ変わりはないのですが不思議なものです。


でも、全く一緒のものではないという意味合いで考えると、過去の自分は今の自分から見れば別人だと考えることもできるかもしれません。


まぁ別人であるなしは置いておいて、過去の決意や思いは時が経てば移り変わっていくものもあり、消えていくものも多いでしょうから、過去の自分の細かい感情はなるべく大切に保管していきたいものです。


過去の思いを振り返れるものを少し読み返すだけでも、頭の中でタイムスリップ現象も起こりやすくなり、過去の自分と一体化できる可能性も上がりますしね。


その結果、自分の向かっている方角を見つめ直したり、気持ちの変化の大小を確認したりすることができるので、過去の自分の思いを読み返すことは、未来の自分を高めて行くためにもとても大切な行為なのではないかと思います。



と、このまま行くとどこまでも話が続いてしまいそうなので、「やっぱり日記は良いものだ」ということで話をまとめさせてもらって、話は開墾に戻ります(笑)



開墾に関しては、もともと時間をかけて取り組もうと思っていたことですので、昨年の進み具合を見て、「あと2年くらいかけて開墾を終わらせることができれば十分」くらいに考えていたのですが、去年〜今年は定期的に来てくれている研修生もいたり、縁農に来てくれる人も多いので、開墾仕事がものすごい勢いで進んでいます。


このペースで行くと、今冬中に確実に全面開墾を終了させられそうです。


これも力を貸してくれた皆さんのお陰さまですので、本当に感謝しています。


多くの皆さんの力と思いがこもった新舞台は、農園の夢の達成に向けて大きな力を貸してくれる場所となってくれることでしょう。


また、今回、「大型機械の入らない山間地の細々とした荒廃農地も、人の力が集まれば短時間で再生することができる」ということを身を持って感じさせてもらうことができたことにより、「これから先、地域農業の為に自分ができること」を一層幅広く考えることができるようになりました。


そのような考えの幅を広げてくれた出来事やご縁にも感謝しています。



※日記を読み返してみて、耕作放棄地の自然力に対しての考え方に少し変化があったことを感じましたので、それは次回のBlogで書かせてもらおうと思います。




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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
​同じような栽培方法に取り組まれている方々にとって、当園Blogが何かの参考になれたとしたら、それはとても嬉しいことです。
 

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