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- 1月27日
- 4 分
炭素の土壌蓄積は温暖化防止にならない??
写真は、約10年前の西尾道徳さんの環境保全型農業レポートからのものですが、今だからこそ抑えておきたいとても大切なことが書いてあるように思います。 有機物が畑に蓄積し続けても、長期的な土壌炭素貯留には効果がないということです。...


- 1月22日
- 3 分
カブリダニはハクサイダニの天敵なのか??
ハクサイダニ、今年もとても少ないです。 個体数は数えられる気がしないので正確な数は分かりませんが、減少記録をさらに更新したことは確実だと思われます。 一時、とても怯えていたことが嘘のように、もはや気になる虫でなくなってきています。...


- 1月14日
- 2 分
キノコとリグニンとstable diffusionと。
先日、農仲間と、リグニンとキノコの話しに花が咲きました。 個人的に興味のある分野の話しですし、そのことについて普段考えを巡らせていたり、勉強したりする機会も多いのですが、話していけば話していくほど、質問を受ければ受けるほど、結局何も分かっていない自分を認知し、興奮するような...


- 1月9日
- 1 分
しわしわのじゃがいもの価値
自家消費用の貯蔵じゃがいもたち、芽がニョキニョキです。 そのフォルムから、もやしみたいに食べらそうな気すらしてきますが、食べたらえらいことになってしまいそうですから、それは止めておこうと思います。 春に掘ったじゃがいもは、貯蔵温度をコントロールせず、芽摘みもしないでこの時期...


- 2022年12月16日
- 1 分
窒素固定菌、アゾスピリラム
写真は早春(3月)採り予定の大根畝です。 この作型は10月上旬播きなので、さつまいもを掘った後の畝を軽く整地し、種まきをしています。 さつまいものつるは畝間にどかして、畝間で分解させるようにしていますが(大根左側のやつ)、つる残渣を積んだエリア付近は、翌春、明らかに肥えてい...


- 2022年12月13日
- 3 分
落ち葉を利用することは本当にエコロジカルなのか?
落ち葉を集めるシーズンになりました。 身近な自然環境から自然発生する、極めて利用しやすい天然資源を活かして農業を営もうとする「有機農業」という手法において、広葉樹の落ち葉はとても有益な材料となります。 僕にとってもそれは例外ではありません。...


- 2022年11月15日
- 3 分
科学者たちが語る食欲
少し前に、「科学者たちが語る食欲」という本を読んだのですが、その中で、「バッタは自分たちに必要な栄養を理解して食べ物を選んでいる」という、大変興味深い実験結果のことが書いてありました。 バッタは、口部や足に味毛が発達していて、食物に触れることにより、その中に含まれている化学...


- 2022年11月6日
- 2 分
ヨトウガを超音波で追い払うテクノロジーの話と灰野敬二とワイヤレスイヤホンの身体性
今日の作業中に研修生と、「特殊スピーカーを用いてヨトウガを超音波で追い払う」という新テクノロジーの話になりました。 今日の研修生は、音楽とストリートカルチャーの話ができる方でしたので、「音」というキーワードから、何だか面白い方角に話が進みました。...


- 2022年10月30日
- 5 分
現実的な生産方式としてワークしていない不耕起栽培ではあるけれど、一方で明るい材料も多い。
近年、土壌撹乱を最小限に抑えることに努める「不耕起栽培」や「保全耕耘」のような農業技術が、地球温暖化防止力を高めるということで世界的にも注目されていたりしますが、これが、日本でイメージされているような「環境に優しい農業」(「無農薬」「自然農」)のような考えを前提としたような...


- 2022年10月23日
- 1 分
虫に感じる質量的な敗北感
お馴染みの小さなガの幼虫たちが今年も物凄い勢力で野菜を食べまくっています。 チョウ目は日本だけでも約4000~5000種類いるというデータがありますが、野菜栽培で本気で気になるのは数えられるくらいの数種類です。 しかし、有機農業をする上では、この数種類が恐ろしく手強いのです...