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三つ葉は数少ない日本原産種の野菜の一つ







■日本が原産種の野菜というのはとても数が少なく、20種類弱しかないと言われています。

その中の代表的なものに、ウド、セリ、フキ、ミョウガ、などがありますが、三つ葉もその中の一つに含まれています。

三つ葉は中国では古くから食べられていたようですが、日本の江戸時代の書物で、「昔は三つ葉が食べられるとは知らず、近年になって食されるようになった」と書かれているものがあるようですので、日本で広く普及し、栽培が始まったのは江戸時代からのようです。

それ以前にも野草として一部では食用にされていたようですが、春の七草の歴史などを考えると、「もっと早くから広く食べられていてもよさそうなものなのになー」と思いました。

セリより圧倒的に食べやすいと個人的には思いますしね。

自生していた範囲が極端に狭かったりしたのでしょうかねー??

とはいえ、現代と違って、情報が気軽に広い範囲に飛ばせる時代でもないでしょうし、移動に時間もかかった時代でしょうから、新しいものが発見されることや物事が広まっていくこと自体がそんなに簡単ではなかったのでしょうね。

ですから、「七草に選ばれなかったのもたまたまのことだったのだろう」と勝手に想像しています。

人は歴史の中で、そこかしこに生えている野草をあれこれ試し食いすることを繰り返し、多くの犠牲の上に美味しく食べられる野草を数多く発見してきましたが、その中で、現在でも一般的に食べられ、栽培までされている日本原産の野草は冒頭で紹介したように極小です。

それを考えると、その中の一つとして今も残り続けている三つ葉のようなお野菜に、なんだか特別な愛情を感じてしまったりします(笑)

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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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