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不耕起型には超若苗定植がいいと思っている。



不耕起型農業の育苗~定植の手法について質問を受ける機会が多いので、僕の現在の手法を簡単に書いておこうと思います。


■基本超若苗定植。


■果菜とネギ類以外は基本128穴トレーで。 (ネギ類は地床か水稲の幼稚用育苗箱にばらまき)


■果菜は基本7.5㎝ポットで根つまりしない程度まで。(うり類は9㎝)



基本的に小さいサイズで植え付けるのは、根の再生力(環境適応力&活着の速さ)という利点を活かしたいと考えているからです。


また、うちの畑は、定植前に直径20㎝くらいの範囲で表土は削るにせよ、基本的に大きく耕しませんので、土の中には作物にとっての障害物がかなり多い状態ということもあり、「土壌内の高い抵抗性を若さではね除けてやろう」というようなイメージを持ちながら、育苗~定植作業を進めることを前提としています。



確かなことではありませんが、スパルタの戦士のように、なるべく小さい内からハングリーな環境にならしておくことによる利点もかなりありそうな気がしている……という理由もあります。


これらの手法は、今まで色々と試してみた結果、「今の僕の手法&経営サイクルだと、なるべく若苗定植した方が良さそうだ」という経験則から今の所はそうしているというだけで、「誰にとってもの最善策にはなりえない」と思うことも多いので、参考程度に受け取ってもらえたら嬉しいです。



※写真は今年最終育苗のレタスです。 年明け後すぐ定植、3月採りの型になります。




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■人の力と少しの道具で成り立つ、シンプル&ミニマムな農業をモットーに、農園を営んでおります。

当Blogの主な内容は、「久保寺農園の少量多品目野菜栽培記」や「生業としての不耕起、浅耕起型農業の実践記 & その栽培方法と考え方」になります。
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