畑から直送、採りたて野菜をシンプルに楽しんでもらいたい
旬の採りたて野菜の最大の価値は、素材の持つ旨味や風味です。
私たちは、素材本来の旨みや香りを最高の状態で楽しんでもらいたいと思っているので、「採りたて露地野菜を畑から直送」という方法でお野菜をお届けしています。
焼いて塩をふる、ゆでてかつお節をふる、シンプルな食べ方で素材そのままの個性を楽しんでもらえると嬉しいです。
私たちが手をかけたお野菜たちが、召し上がってくださった方々の健やかな日常につながる1つのきっかけとなれたら、それはとても幸せなことです。
Message
私たちは畑や野菜のことがとても好きなので、多くの人にそれらの本質的な魅力をお伝えしたいと思っていることと、人が「美味しい!!」ということに幸福感を覚える場面に、素材提供という形でできるだけ多く関わりたいと思っています。
そういったことから、直販型の農産物の販売で消費者の皆さまとダイレクトに関わりあいながら農園を運営しています。
また、農園のテーマの一つでもある、大型機械を用いずとも成り立てる「人の力と少しの道具で完結できるシンプル&ミニマムな農生活」が、未来の農業or農的生き方の選択肢の1つとなれるような社会を夢見て、日々試行錯誤の農業ライフをおくっています。
かく乱、破壊、収奪ではなく、自然を尊重し、自然と手を取り合いながら共に進んでいけるような農生活に憧れていることから、原始的な生き方や老子の「無為自然」のような世界観に大きな魅力を感じていますが、その一方で、現代のユビキタスな社会の環境貢献性にも大注目しています。
そんな対極に存在するような価値観をうまく融合させられるような原始的ハイブリッド農業を目指して進んでいく中で、結果的にそれが、人にも環境にも社会にも優しい農業のモデルの1つとして幅広く展開できるようになったとしたら、それはとても幸せなことです。
その理想の未来を追うにあたって、まずは自分がそのビジョンに向かって実践し続けることと、その歩みを外側に発信していくことを大切にしたいと思っています。
私たちが魅せられている、植物の根と小さな生物が土を耕してくれることを前提に考えて進んでいく、自然の力を借りながら歩んでいく農業スタイルは、土壌世界の豊かさを効率よく最大化してくれる方法の1つだと個人的には考えています。
また、人間社会の持続性を高めてくれる可能性もあり、生物が生きることに欠かせない重要資源「土壌」の大きな劣化を和らげることにもつながるのではないかと思っています。
加速する多くの環境問題に対しても、自然や多様な生物と共存できる社会を人間が目指していくことはとても重要なことだと考えていますので、そういう側面からのアプローチ法としての魅力も感じています。
と、上記のような理想を持ってはいるものの、自然と人との関係性はとても複雑なものですので、あまり堅苦しいことは考えすぎず、環境への良し悪しなども計りすぎたりせず、「美味しい、楽しい、自然が好き」など、極シンプルな感情を多くの皆様と共有できるような農園であれることを一番に願っております。
園主 久保寺 智
発送についてのお知らせ
現在、お野菜が少ない時期ですので、発送まで少しお時間をいただいております。
畑の様子よってはすぐにご案内できることもあるかもしれませんが、数週間、場合によっては1ヶ月以上のお時間をいただいてしまう可能性もありますので、基本的には一旦ご予約という形でご注文を承らせていただいております。どうぞご了承くださいませ。
※定期便に関しましても、すぐにスタートできそうにないことから、状況によっては受付自体ができない場合もあるかもしれませんので、その際はご理解くださいませ)
※現在の野菜は、なすやピーマンなどの果菜類、カボチャや落花生や里芋などの秋野菜が中心となっています。これから季節の前進と共に、葉野菜や根菜などの野菜が加わり始め、冬野菜へと入れ替わっていく季節になります。
久保寺農園で育まれた季節野菜を皆様にお楽しみいただけたら嬉しく思います。